62歳の男性。顔面の発赤を主訴に来院した。3日前に顔面の発赤が出現した。37.2℃の発熱と顔面の熱感があり、押さえると痛みを感じた。症状が改善しないため受診した。顔面の痒み、日光過敏、関節痛および筋肉痛は自覚していない。化粧品や外用薬は使用していない。糖尿病で治療中である。喫煙歴はなく、飲酒は機会飲酒。兄が関節リウマチ。

意識は清明。体温37.5℃。脈拍96/分、整。血圧122/64mmHg。呼吸数14/分。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。両頬部に発赤と圧痛とを認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。顔面の写真を別に示す。

最も適切な治療薬はどれか。

a. 抗真菌薬

b. 抗ウイルス薬

c. 副腎皮質ステロイド

d. ペニシリン系抗菌薬

e. 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)