介入を伴う臨床研究について正しいのはどれか。
歩行時の姿位を図に示す。この患者の左下肢に予想されるのはどれか。
入院中の高齢者が夜間のせん妄を発症したとき、せん妄を増悪させるのはどれか。
尿道カテーテル留置の目的で最も適切なのはどれか。
微生物検査で塗抹鏡検に適した品質の良い喀痰の好中球の数と扁平上皮細胞の数との組合せで正しいのはどれか。ただし、数値は倍率100倍で鏡検時の1視野あたりの細胞数を表す。
心音のⅢ音について正しいのはどれか。
薬物と副作用の組合せで誤っているのはどれか。
甲状腺の診察で正しいのはどれか。
徒手筋力テストの図を示す。矢印の方向に頭部を動かしている。 主に働く筋はどれか。
シリンジを用いて静脈採血を行う手順を示す。駆血帯を外す時点はどれか。
基準値が特定の疾患の有無を判断する目的で設定されているのはどれか。
医療チームが患者のQOLを評価する際に誤っているのはどれか。
成人女性の婦人科診察時の双合診で正しいのはどれか。
疾患とリスクファクターの組合せで誤っているのはどれか。
パルスオキシメトリについて正しいのはどれか。
前脊髄動脈症候群の急性期にみられない徴候はどれか。
行動変容について正しいのはどれか。
白内障の初期にみられる症状はどれか。
成人に対する全身麻酔の急速導入で最初に投与するのはどれか。
腎盂腎炎から全身性炎症反応症候群(SIRS)となった成人患者に補液と抗菌薬投与を開始した。治療開始から2日後の白血球数は6,600であった。 この時点のバイタルサインでSIRSから脱出できたと判断できるのはどれか。
65歳の女性。腹痛を主訴として家族とともに緩和ケア外来を受診した。1年前に進行膵癌の診断で膵体尾部切除術を受け、1か月前から腹痛が出現した。局所再発、肝転移および腹膜播腫を認め、予後は2か月程度と考えられる。医師が患者に根治は困難であることを伝えた。患者は流涙したまましばらく沈黙が続いた。その後、医師が「お話を続けてもよろしいでしょうか」と声をかけると患者は頷いた。
45歳の女性。腹部膨満感と胆汁様消化液の嘔吐とを主訴に来院した。2か月前に胃癌による癌性腹膜炎と診断され、本人と家族とに数か月の予後と告知されていた。2週前から腹痛に対しオピオイドが投与されており、1週前から排便や排ガスがなくなり、時々、胆汁様消化液の嘔吐がある。るいそうが目立ち、腹部は膨満し、腸雑音が減弱している。
指導医、研修医および看護師の3人が救急外来で夜間当直中に、胸痛と呼吸困難とを訴える50歳の男性が搬入されてきた。研修医が心電図モニタ―の装着、静脈路確保などの処置を行っていたところ、患者が心肺停止状態となり、指導医が胸骨圧迫を開始した。心電図モニタ―上、心室細動を認めた。
32歳の女性。咳嗽と夜間の呼吸困難とを主訴に来院した。3か月前から夜間主体の咳嗽が出現し、夜間の呼吸困難も伴うようになったため、昼間に来院した。冷気の吸入や線香の煙によっても咳が誘発される。喫煙歴はない。
1歳6か月の男児。発熱と活気不良のため母親に連れられて来院した。3日前から38.5℃の発熱と皮疹とを認め、昨日かかりつけ医を受診した。咽頭ぬぐい液のA群β溶連菌迅速検査は陰性で、解熱薬が処方され帰宅した。本日から活気不良となり紹介された。
4歳の男児。全身けいれんが持続するため救急車で搬入された。昨日から39℃以上の発熱があったという。食事と水分の摂取はやや低下しているが嘔吐や下痢はなく、排尿はあったという。今朝、全身けいれんが始まり約20分間持続しているため母親が救急車を要請した。来院時もけいれんが持続している。 まず行うべき処置として適切でないのはどれか。
70歳の男性。開胸手術中である。全身麻酔下に従量式の人工呼吸管理をしている。喫煙歴は30本/日を30年間。身長160cm、体重60kg。体温36.5℃。換気回数10/分、心拍数80/分、整。血圧120/80mmHg。吸入酸素濃度50%でのSpO2が94%に低下してきた。尿量50mL/時。吸気性および呼気性のcoarse. cracklesを聴取する。
74歳の女性。下痢と口渇とを主訴に来院した。昨夜から水様便が5回あった。同居している夫も2日前から下痢をしているという。食欲が低下し水分も十分とれないため入院治療を開始した。口腔内は乾燥し、心窩部と左下腹部とに軽い圧痛を認める。入院診療録の問題指向型医療記録(POMR)においてassessment(評価)の記載に該当するのはどれか。
56歳の男性。四肢の筋けいれんを主訴に来院した。炎天下で道路工事をしていた。午後になり、気分不快とふらつきが出現し、四肢に筋けいれんが生じるようになってきたため同僚に付き添われて受診した。朝から尿が出ていないという。
62歳の男性。顔面の発赤を主訴に来院した。3日前に顔面の発赤が出現した。37.2℃の発熱と顔面の熱感があり、押さえると痛みを感じた。症状が改善しないため受診した。顔面の痒み、日光過敏、関節痛および筋肉痛は自覚していない。化粧品や外用薬は使用していない。糖尿病で治療中である。喫煙歴はなく、飲酒は機会飲酒。兄が関節リウマチ。
29歳の女性。頭痛を主訴に来院した。現病歴:1か月前から毎日午後3時ころになると頭が重くなり、肩から首にかけて固まってしまうような違和感を覚えるようになった。症状は次第に強くなり、3週前からは常に頭全体の鈍い痛みを自覚し始めた。市販の鎮痛薬を内服したが症状は改善せず、頭痛のために仕事の効率が悪くなり、何度か「集中力が足りない」と会社の上司に注意を受けた。
71歳の男性。ふらつきを主訴に来院した。現病歴:1週前から朝の目覚めが悪く、散歩中に気分が悪くて座りこむことが多くなった。階段を上がる際に息切れを自覚するようになり、心配になったため受診した。2週前から便が黒かったという。以前から通院中の内科で3週前に行った検査結果を持参している。
70歳の女性。発熱、咳嗽、喀痰および呼吸困難を主訴に来院した。現病歴:3日前から咳嗽と喀痰とを自覚していた。その後、徐々に呼吸困難を感じるようになり、昨晩から発熱も認めたため、家族の運転する車で受診した。既往歴:32歳時に虫垂炎。気管支喘息のため、5年前から時々吸入薬を使用している。
75歳の男性。尿が出ないことと腹部の膨満感とを主訴に来院した。現病歴:2日前からくしゃみと鼻汁のため市販の総合感冒薬を内服していた。昨夜から尿が出なくなり、下腹部の膨満感と疼痛が出現した。以前から尿が出にくく残尿感があったという。既往歴:10歳時に虫垂切除術。