問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
64歳の男性。2週間前から持続する右大腿部痛を主訴に来院した。発症時、痛みは安静時にはなく歩行時のみであったが、3日前から安静時痛も出てきたという。既往歴に特記すべきことはない。
血液所見:赤血球 478 万、Hb 12.3 g/dL、Ht 41 %、白血球 4,300、血小板 19 万。血液生化学所見:総蛋白 6.5 g/dL、アルブミン 3.8 g/dL。CRP 0.1 mg/dL。右大腿骨エックス線写真を別に示す。
初期対応として適切なのはどれか。
a. 抗菌薬投与
b. 右大腿部の外固定
c. 副甲状腺ホルモン投与
d. ビスホスホネート投与
e. 右下肢の免荷(荷重制限)
初期対応としてはまずは負担のかからないもの。