3週前にバスケットボールで着地した際に左膝を捻って受傷した21歳の男性の連続した左膝関節部MRIのT2強調矢状断像を別に示す。最も疑われるのはどれか。
手根管症候群で筋力低下がみられるのはどれか。
上腕骨骨幹部骨折に合併することが多い運動麻痺はどれか。
運動器に対する慢性的な過負荷が発症に関連しないのはどれか。
骨壊死のリスクファクターでないのはどれか。
肘内障でみられるのはどれか。2 つ選べ。
3か月前に転倒し左肩を打撲後、左肩運動時痛と夜間痛が持続している72歳の男性。この男性の左肩関節MRIのT2強調冠状断像を別に示す。 診断として最も疑われるのはどれか。
足関節の可動域を測定して次の結果を得た。考えられるのはどれか。
手根管症候群でみられるのはどれか。
顔面を殴打された直後の患者の顔面骨3D-CTを別に示す。症状として考えられるのはどれか。
脊椎の加齢性変化について正しいのはどれか。
19歳の男性。左手掌のしびれ感を主訴に来院した。1年前から大学のサークルでギターの練習を毎日6時間行っていた。1か月前から左手掌にびりびりするしびれ感を自覚するようになった。しびれ感は起床時やギターの練習中に出現するという。
54歳の女性。持続する腰痛、胸郭変形および諸検査の異常のため来院した。2年前から腰痛があり、自宅近くの整形外科医院で非ステロイド性抗炎症薬を処方されていたが痛みは持続し、半年前から胸郭が変形し身長が12cm低くなった。最近、腰痛が増悪し、歯の痛みや全身のしびれ感も出現したために、血液検査とエックス線撮影が施行されたところ、骨折線を伴う著明な骨変形を含む多数の異常を指摘され紹介されて受診した。
77 歳の女性。自宅の玄関で倒れているところを家人に発見され、痛みで立ち上がれないため救急車で搬入された。意識は清明。心拍数 92/分、整。血圧 170/100 mmHg。SpO2 100 %(リザーバー付マスク 10 L/分 酸素投与下)。右股関節を動かすと痛がる。右下肢に腫脹を認めず圧痛もはっきりしない。上肢の筋力低下を認めない。四肢の腱反射は正常。感覚の左右差はない。
手根管症候群の診断に有用なのはどれか。
高齢者が転倒した際、骨折をきたしやすい部位はどれか。3 つ選べ。
48歳の女性。右上肢の運動障害を主訴に来院した。昨晩飲酒後、食卓の椅子で右の肘掛けにもたれかかって寝たところ、目が覚めると右手関節の背屈ができなくなっていたため受診した。
13歳の女子。徐々に悪化する左前腕痛と左手指のしびれを主訴に来院した。2日前に高さ 1.5 m の飛び箱から落下した際に、床に左手をついて受傷し、同日、救急車で搬入された。左前腕骨開放骨折と診断され、緊急で骨折に対する観血的整復内固定術を受けた。手術翌日に退院したが、深夜になり前腕の 痛が悪化し、手指のしびれが出現したため、午後 11 時に救急外来を受診した。
89歳の女性。左膝の痛みを主訴に来院した。現病歴:3日前から左膝の痛みと38℃の発熱が出現した。様子をみていたが症状が改善しないため家族とともに受診した。既往歴:右変形性膝関節症。生活歴:息子家族と同居。自宅周辺は押し車で散歩する。家族歴:妹が関節リウマチ。
78 歳の女性。左股関節痛を主訴に来院した。10 年前に誘因なく左股関節痛が出現したがそのままにしていた。最近になり痛みが増悪したという。股関節部エックス線写真を別に示す。 治療法として適切でないのはどれか。
76歳の男性。3か月前から続く左手の母指から環指のしびれを主訴に来院した。身長165cm、体重65kg。左母指から環指撓側にかけて感覚鈍麻を認める。握力は右26kg、左22kg。
72歳の男性。左足のしびれ感と歩行困難を主訴に来院した。進行期肝癌の加療中で、6か月間で体重が5kg減少した。本日、自宅で足を組んだ状態で1時間程度テレビを見た後に歩こうとすると、床に左足のつま先が引っかかり、何度か転びそうになったため来院した。
72 歳の女性。左膝関節痛を主訴に来院した。2年前に歩行時の左膝関節痛を自覚し徐々に悪化している。最近歩行が困難になったため受診した。左膝関節の外傷歴はない。身長 155 cm、体重 64 kg。体温 36.3 ℃。脈拍 64/分、整。左膝関節に膝蓋跳動と内反変形とを認めるが発赤と熱感はない。
47 歳の男性。右後足部痛を主訴に来院した。テニスの練習中に右足関節を後方から蹴られたような感じとともに断裂音を自覚し、右後足部痛が出現した。歩行は可能であるが、右足のつま先立ちはできない。この患者にあてはまるのはどれか。
脊椎疾患とその症状の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
64歳の男性。2週間前から持続する右大腿部痛を主訴に来院した。発症時、痛みは安静時にはなく歩行時のみであったが、3日前から安静時痛も出てきたという。既往歴に特記すべきことはない。
12 歳の女児。右大腿部から膝の痛みを主訴に来院した。1か月前に友人とぶつかって転倒した後から、痛みが出現した。様子をみていたが痛みが軽快しないため受診した。
骨年齢が遅延するのはどれか。
77 歳の女性。自宅の玄関で倒れているところを家人に発見され、痛みで立ち上がれないため救急車で搬入された。普段は近所のコンビニエンスストアまで杖をついて買い物に行っている。
3歳の女児。右肘を動かさないことを心配した祖父に連れられて来院した。自宅で遊んでいた際、8歳の兄から右手を引っ張られた直後から右肘を動かさなくなった。右肘関節の橈骨頭周囲に圧痛を認める。同部に腫脹、熱感および発赤はない。肩関節と手関節とに異常を認めない。右肘関節エックス線写真で骨折を認めない。適切な治療はどれか。
38歳の男性。職場で床に落ちた書類を拾おうと屈んだところ、腰痛と右下腿痛が出現したため受診した。既往歴に特記すべきことはない 。身長165cm、体重58kg。体温36.7℃。脈拍80/分、整。腰椎エックス線写真で異常を認めず、腰部単純MRIで第4腰椎と第5腰椎間の右側に椎間板ヘルニアを認めた。この患者で認められないのはどれか。
73歳の男性。両下腿の歩行時痛を主訴に来院した。座位では症状がないが、5分ほど歩行すると両下腿の後外側に鈍痛が出現し座って休むという。そのため、外出時はいつも自転車を使用している。上肢に異常を認めない。両下肢に感覚障害はなく、筋力低下も認めない。両側の足背動脈は触知良好で、足関節上腕血圧比〈ABI〉に異常を認めない。
20歳の男性。右足関節の変形と疼痛のため救急車で搬入された。会社員で、サッカーのクラブチームに所属している。サッカーの試合中に他の選手と接触して受傷し、歩行困難となったため救急車を要請した。受傷時の足関節の肢位は不明であった。
12 歳の男児。左上腕部痛を主訴に父親に連れられて来院した。すべり台から転落して受傷したという。身長 133 cm、体重 28 kg。体温 36.5 ℃。左上腕中央部に腫脹を認める。左手関節の背屈ができず、左手背に感覚鈍麻を認める。
72歳の女性。左股関節痛と歩行困難とを主訴に来院した。3年前から左股関節痛を自覚し、最近、痛みが強くなり跛行を伴うようになってきたため受診した。股関節部に外傷歴はない。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。
2歳の男児。発熱と左膝痛とを主訴に母親に連れられて来院した。2週間前から弛張熱、跛行および下腿の皮疹がみられるようになった。1週間前から左膝を痛がるようになった。抗菌薬を内服しても解熱しないため受診した。
7歳の女児。右下腿の変形のため救急車で搬送された。公園で1mの高さから飛び降りた際に着地に失敗し、歩行不能となった。
15歳の男子。右肘関節痛を主訴に来院した。8歳から野球のリトルリーグに所属し投球練習を毎日行ってきた。6か月前から投球時に右肘が痛むようになってきた。症状が改善しないため受診した。身長168cm、体重65kg。右肘関節外側に軽度の腫脹と圧痛とを認める。右肘関節の関節可動域は、屈曲110°、伸展-20°である。
78 歳の女性。右膝の痛みと腫れを主訴に来院した。2日前から誘因なく同部に痛みと腫れがあるため受診した。体温 37.6 ℃。脈拍 88/分、整。血圧 130/70 mmHg。呼吸数 14/分。右膝に膝蓋跳動があり、自発痛、発赤および熱感を認める。右膝関節単純エックス線写真で異常を認めない。
38歳の女性。右膝痛を主訴に来院した。3週間前にバレーボールの練習中に右膝を捻って受傷し、疼痛が軽減しないため受診した。MRI検査で右膝内側半月板断裂が認められた。右膝関節の関節鏡所見を別に示す。半月板断裂を示している画像はどれか。
31歳の女性。左母趾痛と同部の変形を主訴に来院した。3年前に誘因なく左母趾痛が出現したがそのままにしていた。最近になり、痛みが増悪し変形も目立ってきたので受診した。左足部エックス線写真を別に示す。治療として適切でないのはどれか。
10 歳の男児。左大腿部痛を主訴に父親に連れられて来院した。すべり台から誤って転落し受傷した。身長 150 cm、体重 45 kg。歩行は不能で左大腿部に腫脹を認めた。左大腿骨エックス線写真で大腿骨骨幹部骨折を認め、受傷翌日、観血的骨接合術が行われた。術後経過は順調で、術後 8 週が経過し、左大腿部に異常所見を認めない。
10歳の男児。左膝の痛みを主訴に来院した。3か月前にサッカーの練習中に膝の痛みを自覚した。その後、徐々に疼痛が強くなり腫脹も出現したため自宅近くの診療所を受診していた。左膝関節エックス線写真で異常陰影が認められたため、紹介されて受診した。荷重時に疼痛があり、松葉杖をついている。
78歳の女性。左股関節痛のため救急車で搬入された。本日朝、正座をしていて立ち上がろうとしたときに、バランスを崩して転倒し、痛みのため歩行不能となった。8か月前に左変形性股関節症に対する左人工股関節全置換術を受け、術後経過は良好で、股関節に痛みを感じることなく歩行できていた。既往歴に特記すべきことはない。左股関節は屈曲、内転、内旋位をとっている。
20歳の男性。右足関節の外側部痛を主訴に来院した。昨日、サッカーの練習中に右足関節を捻り受傷した。右足関節の外果周囲に皮下出血を伴う腫脹を認める。右足関節のエックス線写真と受傷肢位を強制したストレスエックス線写真とを別に示す。右足関節の状態として適切なのはどれか。
32歳の男性。左大腿の腫瘤を主訴に来院した。3か月前に径6cmの左大腿の腫瘤に気付き様子をみていたところ、増大して径10cm となったため受診した。これまでの健診で異常は指摘されていない。
52歳の女性。左手の小指と環指のしびれを主訴に来院した。3か月前から左手の小指と環指にしびれが続いていたが、2週間前から仕事でキーボードが打ちづらくなったため受診した。2年前から糖尿病に対し経口糖尿病薬で治療中であり血糖コントロールは良好である。
78歳の女性。左膝関節痛を主訴に来院した。2日前に誘因なく左膝関節痛が出現し、次第に増悪してきたため受診した。膝関節に腫脹を認め、発赤、熱感を伴っている。関節穿刺で、黄白色のやや混濁した関節液を認めた。可能性が高い疾患はどれか。2つ選べ。
68歳の男性。右小指が伸ばせなくなったことを主訴に来院した。糖尿病にて内服治療中で、HbA1cは6.3%(基準4.6~6.2)である。10年前から右手掌の小指側に硬結を触れ、硬結は徐々に硬くなってきた。洗顔の際に右小指で眼や鼻を突くようになってきたため受診した。硬結は22×8mmの大きさで索状に縦走する。右小指中手指節関節(MP関節)が屈曲しており、自動、他動ともに屈曲40°までしか伸展できない。
47歳の男性。右下腿の痛みを主訴に来院した。5週前にバイク事故で右腔骨の開放骨折を起こし、受傷6時間後に洗浄、デブリドマン及び創外固定術を受けた。受傷後1週で創外固定を抜去し、プレートによる内固定術を受けた。内固定術後は右下肢免荷で歩行していた。昨日、右下腿内側に安静時痛と腫脹が出現したため受診した。
55歳の男性。腰背部痛を主訴に来院した。30歳ころから腰背部痛をしばしば自覚していた。3か月前から腰背部痛が増悪し、両側肘関節および膝関節痛も出現したため受診した。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知せず、圧痛を認めない。両側肘関節、両側膝関節、両側臀部および両側アキレス腱付着部に圧痛を認める。
90歳の男性。散歩の途中で段差につまずいて転倒し歩行不能となり、救急車で搬入された。転倒前の歩行能力は自立し、歩行補助具は不要であった。
9歳の男児。左肘痛を主訴に母親とともに来院した。自転車乗車中に転倒し、左手をついて受傷した。左肘関節エックス線写真を別に示す。徒手整復を行う準備をしていたところ、左前腕部にも疼痛が出現し、左手指の自動運動が不能となった。緊急筋膜切開術を判断する指標として適切なのはどれか。2つ選べ。
73歳の女性。右殿部から膝の痛みを主訴に来院した。現病歴:60歳ごろから立ち上がる動作や長時間の立位や歩行をした際に右殿部から膝の痛みを自覚していた。2年前には右膝に右手を置いて歩行するようになったために自宅近くの整形外科診療所を受診し、エックス線写真で右股関節の変形を指摘されたが通院はしていなかった。
75歳の女性。両膝の痛みを主訴に来院した。6か月前に誘因なく両膝の歩行時痛が出現し、3か月前から自宅近くの医療機関でNSAIDの処方を受けている。症状が改善せず、15分以上の歩行や階段昇降が困難となり受診した。