65 歳の男性。睡眠中の行動異常を主訴に妻に伴われて来院した。5年前からしばしば悪夢を見てはっきりした寝言を言うようになった。次第に睡眠中に大声で叫んだり笑ったりするようになり、上肢を振り回し妻に殴りかかることがあった。寝言や寝ぼけた行動は夢の内容に対応していた。

最も考えられる疾患について正しいのはどれか。

a. Alzheimer 型認知症に移行する可能性が高い。

b. 徐波睡眠相に一致して行動異常が出現する。

c. 妻に対する無意識の敵意が原因である。

d. 寝室環境の調整が必要である。

e. 過眠を伴うことが多い。

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)