救急外来で小児を診察した研修医から指導医への報告を次に示す。

研修医 「3歳の男の子です。本日18時に突然腹痛が出現したため来院しました。痛みの部位ははっきりしません。全身状態は良好で嘔吐や発熱はなく、 身体所見では腹部膨満があります。腸雑音は異常ありませんでした。鑑別のため腹部エックス線撮影、腹部超音波検査、血液検査を行いたいと思います」

指導医 「排便の状況はどうですか」

研修医 「排便は3日間ないそうです」

指導医 「腹部の圧痛や反跳痛はありますか」

研修医 「どちらもありませんでした」

指導医 「検査より先に行う処置は何かありますか」

研修医 「(ア)が良いと思います」

指導医 「そうですね。では一緒に診察に行きましょう」

研修医の正しい判断として(ア)にあてはまるのはどれか。

a. 浣腸

b. 経鼻胃管の挿入

c. 経静脈的な補液

d. ペンタゾシンの投与

e. 酸化マグネシウムの投与

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)