アルコールによる手指衛生の効果が高いのはどれか。
WHOの活動について正しいのはどれか。
吸収不良症候群の症状として頻度の低いのはどれか。
末梢静脈路から1Lの維持輸液製剤(電解質組成:Na+ 35 mEq/L、K+ 20 mEq/L、Cl- 35 mEq/L)を投与する際、この製剤に追加できるカリウムの最大量(mEq)はどれか。
圧力波による一次爆傷を受けにくいのはどれか。
女子の二次性徴のうち最も遅れてみられるのはどれか。
冠動脈の造影3D-CT ①〜⑤を示す。左冠動脈回旋枝はどれか。
訪問看護サービスに含まれないのはどれか。
妊娠中にワクチンが接種可能なのはどれか。
市町村保健センターの業務はどれか。
胃粘膜下腫瘍の診断に有用なのはどれか。
心神喪失の状態で殺人未遂を犯し、不起訴処分になった者の指定入院医療機関について定めた法律はどれか。
疾患と用いられる治療との組合せで誤っているのはどれか。
正常胎芽・胎児において心拍数が最も多い時期はどれか。
二次医療圏について正しいのはどれか。
深部静脈血栓症の発症リスクとなるのはどれか。2つ選べ。
ショックをきたす病態で早期から中心静脈圧が上昇するのはどれか。2つ選べ。
労働衛生管理のうち作業環境管理はどれか。2つ選べ。
胆道疾患と治療の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
35歳未満の女性と比較して35歳以上の女性の妊娠で低率なのはどれか。2つ選べ。
尿路および男性生殖器の解剖について正しいのはどれか。2つ選べ。
我が国において主要な曝露源が魚介類摂取であるのはどれか。2つ選べ。
介護保険における要介護認定に必要なのはどれか。2つ選べ。
高血圧と糖代謝異常をきたす疾患はどれか。3つ選べ。
32歳の女性。痒みを伴う皮疹を主訴に来院した。昨日夕食後に皮疹が背部に出現し、消退した後に下肢に同様の皮疹が出現した。下肢の写真を示す。この皮疹の種類はどれか。
日齢21の新生児。母子手帳の便色カードを見て、便の色が薄いことに気付いた母親に連れられて来院した。在胎 39 週、出生体重 2,800 g で出生し、出生時に異常は指摘されなかった。完全母乳栄養である。体重 3,200 g。体温 37.0 ℃。心拍数 110/分、整。血圧 80/40 mmHg。呼吸数 32/分。SpO2 98 %(room…
68歳の女性。左下腿の腫脹を主訴に来院した。3日前に転倒し左下腿を打撲した。徐々に腫脹が強くなり、心配になって受診した。脂質異常症、高血圧症、糖尿病および心房細動で内服治療中である。現在服用中の薬剤は、スタチン、カルシウム拮抗薬、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬、ビグアナイド薬およびワルファリンである。左下腿後面の写真を示す。この病変に関係しているのはどれか。
70歳の女性。腰痛を主訴に来院した。2日前に屋内で段差につまずいて転倒した後から腰痛が出現した。歩行は可能である。下位腰椎に強い叩打痛がある。腰椎エックス線写真で第3腰椎の圧迫骨折を認める。この患者の今後の生活に対する指導をする際に考慮する必要性が低いのはどれか。
救急外来で小児を診察した研修医から指導医への報告を次に示す。研修医 「3歳の男の子です。本日18時に突然腹痛が出現したため来院しました。痛みの部位ははっきりしません。全身状態は良好で嘔吐や発熱はなく、 身体所見では腹部膨満があります。腸雑音は異常ありませんでした。鑑別のため腹部エックス線撮影、腹部超音波検査、血液検査を行いたいと思います」 指導医 「排便の状況はどうですか」 研修医…
78歳の女性。夕食後に腹痛が出現し、次第に増強したため救急車で搬入された。43歳時に卵巣囊腫摘出術を受けている。体温 38.0 ℃。心拍数 120/分、整。血圧 116/66 mmHg。SpO2 98 %(鼻カニューラ1L/分 酸素投与下)。腹部は膨隆し、下腹部に圧痛と筋性防御とを認めた。腹部造影CTで絞扼性イレウス及び汎発性腹膜炎と診断され、緊急手術を行うことになった。手術室入室時、体温…
75歳の男性。3か月前から徐々に左眼の視力低下をきたし、中心暗点も自覚するようになったため来院した。視力は右 0.1(1.0×-1.5D)、左 0.1(0.2×-2.0D)。左眼の眼底写真と光干渉断層計(OCT)像とを示す。この疾患のリスクファクターはどれか。
75歳の男性。労作時の呼吸困難と体重減少とを主訴に来院した。5年前から労作時の呼吸困難を自覚していたが徐々に増強し、体重も半年前と比較して8kg 減少したため心配になり来院した。7年前に肺炎で入院治療を受けている。喫煙は 30 本/日を 50 年間。意識は清明。身長 162 cm、体重 39 kg。体温 36.5 ℃。脈拍 96/分、整。血圧 140/70 mmHg。呼吸数 24/分。SpO2…
生後2時間の新生児。在胎 40 週0日、出生体重 2,000 g、Apgar スコア8点(1分)、8点(5分)で出生した。生後2時間で四肢を小刻みに震わせることが頻回にあった。体温 36.5 ℃。心拍数 120/分、整。呼吸数 40/分。下肢 の SpO2 98 % (room air)。大泉門は平坦。心雑音を聴取せず、呼吸音に異常を認めない。筋緊張…
62歳の男性。左視床出血で入院中である。6週間前に右上下肢の脱力感のために来院し、左視床出血と診断され入院した。入院後の経過は良好で、退院に向けたリハビリテーションを行っている。意識は清明。身長 172 cm、体重 71 kg。血圧 118/78 mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 97 %(room…
82歳の女性。悪心と骨盤の痛みとを主訴に来院した。2年前に骨病変を伴う多 発性骨髄腫と診断された。抗癌化学療法とビスホスホネート製剤の投与とを受けていたが治療抵抗性となり、3か月前に抗癌化学療法は中止した。その後、多発性骨髄腫による骨盤の痛みが生じたため、局所放射線照射を行ったが除痛効果は一時的であり、モルヒネの内服を開始した。当初、痛みは良好にコントロールされていた…
44歳の男性。消化管検査のため1日絶食が必要になり、末梢静脈から 1,500 mL/日の輸液を行うことになった。耐糖能異常と電解質異常はない。身長 167 cm、 体重 61 kg。Na+は成人推奨量を、K+は平均的な経口摂取量の半分程度を入れたい。アミノ酸や脂肪乳剤の投与は行わない。輸液の既製市販品の組成を示す。1日分の輸液として適切なのはどれか。
1歳3か月の女児。長引く咳嗽と鼻汁とを主訴に母親に連れられて来院した。1週間前に 39 ℃台の発熱、鼻汁および咳嗽が出現し、かかりつけ医でセフェム系抗菌薬と鎮咳薬とを処方され、2日後に解熱した。その後も内服を続けているが、鼻汁と痰がらみの咳が続いている。鼻閉のために時に息苦しそうな呼吸になるが、夜間の睡眠は良好である。食欲は普段と変わらず、活気も良好でよく遊ぶ。呼吸器疾患の既往はない。身長 75…
59歳の男性。労作時の呼吸困難を主訴に来院した。3年前から労作時の呼吸困難があったがそのままにしていた。健診で胸部の異常陰影を指摘されたため、心配になり受診した。身長 172 cm、体重 70 kg。体温 36.3 ℃。脈拍 80/分、整。血圧 128/84 mmHg。呼吸数 18/分。SpO2 95 %(room air)。心音に異常を認めない。呼吸音は正常だが、両側の背部に fine…
70歳の女性。数か月前から食後に心窩部痛があるため来院した。体温 37.1 ℃。血圧 124/62 mmHg。眼球結膜に黄染を認める。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球 432 万、白血球 7,600、血小板 26 万。血液生化学所見: 総ビリルビン 7.9 mg/dL、直接ビリルビン 5.2 mg/dL、AST 271 U/L、ALT 283 U/L、ALP 2,118…
生後8か月の乳児。ぐったりしていると、母親に抱きかかえられて救急外来を受 診した。児は呼吸、心拍および対光反射がなく、蘇生を試みたが反応なく、死亡が確認された。頭部や顔面に新旧混在した皮下出血の散在と両足底に多数の円形の熱傷痕とを認める。母親によるとこれまで病気を指摘されたことはなかったという。死後に行った頭部CTでは、両側に硬膜下血腫を認める。最も考えられるのはどれか。
10か月の乳児。お坐りができないことを心配した母親に連れられて来院した。4か月時に受けた健康診査では異常を指摘されなかった。この児の神経学的評価に適しているのはどれか。
45歳の女性。関節痛の増悪を主訴に来院した。5年前に両手指関節、両手関節および両肘関節の痛みが出現した。関節リウマチと診断され、サラゾスルファピリ…
27歳の男性。1か月前に乾性咳嗽と呼吸困難が出現し、軽快しないため受診した。4年前から液晶パネル製造工場に勤務している。胸部エックス線写真で両肺野にすりガラス陰影を認める。胸腔鏡下肺生検で直径1μm前後の微細粒子を認める。この患者が曝露した物質として考えられるのはどれか。
67歳の男性。3週間前に脊髄梗塞を発症し、下肢対麻痺を呈している。殿部に皮膚潰瘍を合併し、治療に難渋している。殿部の写真を示す。 この病変に関係するのはどれか。
72歳の男性。脳梗塞で入院し、急性期治療を終え、現在は回復期病棟でリハビリテーションを行っている。右半身麻痺と嚥下障害が残存しているが、病状が安定してきたので退院を見据えて療養環境を調整することになった。多職種連携における職種と役割の組合せで誤っているのはどれか。
日齢0の新生児。在胎 35 週1日で早期破水があり、同日に経腟分娩で出生した。 出生時は身長 44 cm、体重 1,960 g、頭囲 30.0 cm で、心拍数は 120/分であった。…
31歳の男性。頭重感、倦怠感および悪心を主訴に来院した。大企業の事務職をしている。半年前の職場の改修工事の際に刺激臭を感じ、その後、頭重感、倦怠感および悪心が出現するようになった。職場を離れると症状は消失し、休日は症状が出現しない。既往歴に特記すべきことはない。意識は清明。身長 165 cm、体重 61 kg。体温 36.2 ℃。脈拍 72/分、整。血圧 112/78…
65歳の男性。スクーターで走行中に対向車と正面衝突して受傷したため救急車で搬入された。腹部から腰部の痛みを訴えている。意識はほぼ清明。体温 35.8 ℃。心拍数 140/分、整。血圧 80/50 mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 100 %(リザーバー付マスク 10 L/分 酸素投与下)。頸静脈の怒張を認めない。迅速簡易超音波検査…
中年の男性。道路で血を流して倒れているところを通行人に発見された。救急隊到着時には心肺停止状態で、病院に搬送されたが死亡が確認された。背部から出血があり、血液を拭き取ったところ確認された創の写真を示す。死亡を確認した医師が、まず行うべきなのはどれか。
40歳の初妊婦。妊娠6週の問診で、20歳から喫煙を開始し、現在も 20 本/日喫煙していることが分かった。妊婦への説明として適切なのはどれか。2つ選べ。
3歳の女性。意識障害のためかかりつけ医から紹介されて家人とともに受診した。現病歴:25年前に C 型肝炎ウイルス感染を指摘された。6か月前に腹水貯留を指摘され、肝硬変と診断されてかかりつけ医で利尿薬を処方されていた。今朝から呼びかけに対する反応が鈍くなり徐々に傾眠状態になったため、かかりつけ医から紹介されて受診した。既往歴:28歳の分娩時輸血歴あり。64…
84歳の女性。ふらつきがあり、頻回に転倒するため夫と来院した。現病歴:2か月前に腰椎圧迫骨折を起こし、自宅近くの病院に入院した。入院後は腰痛のためベッド上で安静にしていた。徐々に痛みは改善し、1か月後、自宅に退院したが、退院後にふらつきを自覚し、転倒するようになった。ふらつきは特に朝方に強い。難聴と耳鳴りは自覚していない。入院した病院で頭部を含めた精査を受けたが原因が明らかでなく、症状が改善しない…
63歳の女性。結腸癌のため開腹手術が予定されている。現病歴:2か月前に受けた健診で貧血と便潜血反応陽性とを指摘された。2週間前の下部消化管内視鏡検査で上行結腸に腫瘤を認め、生検で大腸癌と診断された。胸腹部 CT で転移を認めなかった。上行結腸切除術が予定されている。労作時の息切れや胸部圧迫感、動悸、腹痛、便秘、下痢および体重減少を認めない。既往歴:45…
15 歳の男子。通っている学習塾の講師が肺結核と診断されたため、保健所からの結核接触者検診の指示を受けて受診した。現病歴:2週間前から微熱と咳嗽が続いている。痰が絡む咳嗽が1日中持続している。既往歴:特記すべきことはない。予防接種歴:BCG 接種歴あり。家族歴:父と母との3人暮らし。家族内に他に咳嗽のある者はいない。現症:意識は清明。身長 166 cm、体重 56 kg。体温 37.6 ℃。脈拍…
35歳の女性。左上下肢の脱力のため夫に連れられて来院した。現病歴:3年前に複視を自覚したが、疲れ目と考え様子をみたところ、数日で自然軽快した。1年前に右眼のかすみを自覚して自宅近くの眼科診療所を受診したが、眼底検査に異常なく約2週間で軽快した。2日前に左下肢、引き続いて左上肢の脱力を自覚した。本日、歩行も困難になったため受診した。既往歴:特記すべきことはない。生活歴:事務職。会社員の夫と人暮らしで…
ある患者の動脈血ガス分析(room air)のデータを示す。pH 7.40、PaCO2 36 Torr、PaO2 79 Torr。肺胞気-動脈血酸素分圧較差<A-aDO2>を求めよ。ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数第1位を四捨五入すること。