問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
生後2時間の新生児。在胎 40 週0日、出生体重 2,000 g、Apgar スコア8点(1分)、8点(5分)で出生した。生後2時間で四肢を小刻みに震わせることが頻回にあった。
体温 36.5 ℃。心拍数 120/分、整。呼吸数 40/分。下肢 の SpO2 98 %(room air)。大泉門は平坦。心雑音を聴取せず、呼吸音に異常を認めない。筋緊張は正常で、Moro反射と吸啜反射とを正常に認める。出生後は排尿を認めていない。
直ちに行うべき検査はどれか。
a. 血糖測定
b. 心エコー検査
c. 血液ガス分析
d. 血清ビリルビン測定
e. 胸腹部エックス線撮影
低出生体重児の新生児けいれんの原因として低血糖は重要。