88歳の男性。疲労感を主訴に来院した。1週間前に上気道炎症状があった。3日前から疲労感が強くなり、昨日から食事を摂ることができなくなった。トイレに起きるのもつらく、オムツをしていた。過去の健診で糖尿病の可能性を指摘されたことがある。現在、服薬はしていない。

意識は清明。体温 35.7 ℃。脈拍 112/分、整。血圧 156/92 mmHg。下肢に挫創を認める。

この患者に使用した物で、標準予防策(standard precautions)の観点から感染性廃棄物として扱わないのはどれか。

a. 舌圧子を取り出した袋

b. 口腔ケアに用いたブラシ

c. 便が付着したオムツ

d. 下肢の創部にあてたガーゼ

e. 喀痰が付いたティッシュペーパー

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)