30歳の男性。起床後の尿がコーラのような色であったことを主訴として来院した。幼少期から扁桃炎を繰り返している。7日前に咽頭痛と発熱があったが軽快した。尿所見:暗赤色、蛋白2+、潜血3+。尿沈渣の顕微鏡写真を示す。
障害されている部位として最も考えられるのはどれか。
a. 糸球体
b. 尿細管
c. 腎盂
d. 尿管
e. 膀胱
画像は赤血球円柱。
溶連菌感染後の急性糸球体腎炎を考える。
赤血球円柱は尿細管腔を鋳型として主に遠位尿細管や集合管で形成される。出血部位は糸球体。
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