38歳の男性。生来健康であったが、2週間前から黄疸と右季肋部痛が出現したため来院した。喫煙歴はなく、飲酒は機会飲酒。20歳から印刷工場で印刷作業に従事している。腹部超音波検査を施行したところ、肝門部に腫瘤が認められた。
診断のために聴取すべきなのはどれか。
a. 職場の分煙状況
b. 最近5年間の健診受診の状況
c. 最近3か月の時間外勤務の状況
d. 作業時の防塵マスクの使用状況
e. 過去に作業で使用した有機溶剤の種類
有機溶剤であるジクロロプロパンにより胆管がんが発症した症例。
2012(平成24)年「胆管がん」問題について
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