慢性ヒ素中毒でみられるのはどれか。
46 歳の男性。意識障害のため救急車で搬入された。現病歴 : 部屋で倒れているのを母親が発見し、救急車を要請した。既往歴 : 20 歳ころ、うつ病の治療歴あり。生活歴 : 無職。喫煙歴および飲酒歴は長いようだが詳細は不明。家族歴 : 独身。母親は健康で農業を営んでいる。父親は高校生の時に死亡したが詳細は不明。
50 歳の男性。意識障害のため救急車で搬入された。農業用の共同管理小屋の近くで倒れているのを近所の人が発見し、救急車を要請した。最近、うつ傾向のため自宅近くの医療機関を受診していたという。農作業に従事しており、一人暮らしである。
38歳の男性。生来健康であったが、2週間前から黄疸と右季肋部痛が出現したため来院した。喫煙歴はなく、飲酒は機会飲酒。20歳から印刷工場で印刷作業に従事している。腹部超音波検査を施行したところ、肝門部に腫瘤が認められた。診断のために聴取すべきなのはどれか。
23 歳の男性。自宅で倒れているのを発見され救急車で搬入された。現病歴 : 徹夜でゲームをしており、昨夜から母親の制止を聞かずに市販のカフェイン含有飲料を多量に飲用していた。摂取カフェイン総量は 2,500 mg 以上と推定された。今朝、自宅で倒れているのを母親が発見し救急車を要請した。既往歴 : 特記すべきことはない。
20歳の男性。歩行困難のため救急車で搬入された。路上で倒れているところを通行人が発見し救急車を要請した。意識レベルは JCSⅠ-3。体温 36.2 ℃。心拍数 72/分、整。血圧 112/80 mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 94 % room air 。心音と呼吸音とに異常を認めない。四肢の筋力低下のため起き上がれない。
中年の女性。意識障害のため救急車で搬入された。現病歴:ホテルの部屋で倒れているのを従業員が発見し、呼びかけに反応が乏しいため救急車を要請した。救急隊到着時にはけいれんしていたが、搬送開始直後に治まった。