問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
70歳の男性。労作時の呼吸困難を主訴に来院した。10年前から労作時の呼吸困難を自覚していたが、徐々に増強したため受診した。喘鳴の自覚はない。喫煙は40本/日を 50年間。
脈拍 72/分、整。血圧 128/74 mmHg。呼吸数 16/分。心音と呼吸音とに異常を認めない。呼吸機能検査では1秒率の低下を認め、β2刺激薬の吸入で1秒率低下の改善を認めなかった。胸部エックス線写真及び胸部CTを別に示す。
対応として適切でないのはどれか。
a. 禁煙指導
b. 23 価肺炎球菌ワクチン接種
c. インフルエンザワクチン接種
d. 長時間作用性抗コリン薬投与
e. ロイコトリエン受容体拮抗薬投与
慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者に対するマネジメントの問題。