62 歳の女性。突然の激しい頭痛のため救急車で搬入された。悪心および嘔吐を伴う強い頭痛があり、救急車を要請した。

意識レベルは JCSⅠ-1。体温 36.9 ℃。心拍数 92/分、整。血圧 150/88 mmHg。呼吸数 14/分。SpO₂ (100 %:鼻カニューラ1L/分酸素投与下)。神経診察では片麻痺を認めないが、右の眼瞼下垂を認める。瞳孔径は右6mm、左3mm。対光反射は左で迅速だが右で消失している。

最も考えられるのはどれか。

a. 髄膜炎

b. 脳梗塞

c. 片頭痛

d. 緊張型頭痛

e. 脳動脈瘤破裂

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)