74 歳の女性。嚥下困難を主訴に来院した。6か月前から時々胸のつかえ感を自覚していた。3か月前に行った上部消化管内視鏡検査で逆流性食道炎を認め内服薬を処方された。その後も症状は持続し、2週前から食事摂取が困難となったため再度受診した。橋本病、高血圧症、骨粗鬆症および不眠症があり内服加療中である。

身長 156 cm、体重 45 kg。脈拍 76/分、整。血圧 140/86 mmHg。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、 肝・脾を触知しない。

服用している薬剤のうち、休薬によって症状の改善が見込まれるのはどれか。

a. 甲状腺ホルモン

b. プロトンポンプ阻害薬

c. 経口ビスホスホネート製剤

d. ベンゾジアゼピン系睡眠薬

e. アンジオテンシン変換酵素<ACE>阻害薬

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システム設計・解説記入:米澤 昌紘(X : @leknyan
(医師/日本橋内科クリニック院長)