42 歳の男性。喘鳴を主訴に来院した。幼児期に気管支喘息を発症したが、12 歳以降は喘息発作もなく過ごしていた。半年前から再び発作が生じるようになったため受診した。アレルギー性鼻炎の既往はない。吸入副腎皮質ステロイド薬、吸入長時間作用性 β2 刺激薬、吸入長時間作用性抗コリン薬、ロイコトリエン受容体拮抗薬、テオフィリン徐放薬で治療したところ最近症状が落ち着き、減薬を考慮している。

血液所見:赤血球 430 万、Hb 14.5 g/dL、白血球 7,800(分葉核好中球 63 %、好酸球 10 %、好塩基球1%、単球5%、リンパ球 21 %)、血小板 25 万。特異的IgE 抗体は全て陰性。治療方針として、

中止すべきでないのはどれか。

a. テオフィリン徐放薬

b. 吸入副腎皮質ステロイド薬

c. 吸入長時間作用性 β2 刺激薬

d. 吸入長時間作用性抗コリン薬

e. ロイコトリエン受容体拮抗薬

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)