問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
22歳の男性。咽頭痛と微熱を主訴に来院した。10日前から咽頭痛と37℃台の発熱があった。
体温 38.3 ℃。扁桃腫大は認めない。両頸部に径0.5 cmのリンパ節を2個ずつ触知するが疼痛や圧痛はない。肝臓および脾臓を肋骨弓下にそれぞれ1cm触知する。
血液所見:白血球 3,600(桿状核好中球 3%、分葉核好中球 16%、単球 13%、リンパ球 59%、異型リンパ球 9%)。血液生化学所見:AST 325 U/L、ALT 286 U/L。CRP 6.7 mg/dL。
適切な治療薬はどれか。
a. アシクロビル
b. アセトアミノフェン
c. アンピシリン
d. オセルタミビル
e. プレドニゾロン
伝染性単核球症の症例
Cのアンピシリンは皮疹の副作用のため禁忌です。