問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
9か月の男児。RSウイルス感染症よる呼吸窮迫とチアノーゼのため入院中である。在胎40週、体重 3,250 gで出生した。呼吸心拍モニターのアラームが鳴ったため、医師が病室に行ったところ児の顔色不良を認め、気道開通の体位をとった。末梢静脈ルートは確保されていて蘇生のための準備は整っている。
心拍数 50/分、整。呼吸数 10/分。SpO₂ 60%(酸素テント 40%酸素投与下)。呼吸音は両側弱く喘鳴を認める。右上腕動脈の脈は触知した。
直ちに行う処置はどれか。
a. 除細動
b. 胸骨圧迫
c. アドレナリン静注
d. 吸入酸素濃度増加
e. バッグバルブマスク換気