入院診療計画書に記載が求められていないのはどれか。
慢性腎臓病の重症度分類を別に示す。 A1からA3の方向(横軸方向)の区分を規定する指標はどれか。
医療機関における麻薬の管理・取扱いについて誤っているのはどれか。
肥満のある高血圧症の患者が行動変容の準備期に入ったと考えられるのはどれか。
成人を対象としたインフォームド・コンセントについて正しいのはどれか。
腰椎穿刺について正しいのはどれか。
医師法第1条の条文を示す。「医師は、医療と保健指導を掌ることによって、(ア)の向上と増進に寄与し、もって国民の健康な生活を確保するものとする 。」(ア)に入るのはどれか。
出血性ショックによる意識障害のある患者が付き添いなく救急搬送され、緊急手術が必要であると判断された。患者は他院に通院歴があることが判明している。 医療者の行為として誤っているのはどれか。
外傷の初期診療において迅速簡易超音波検査〈FAST〉で確認するのはどれか。
良性発作性頭位めまい症について正しいのはどれか。
成人患者に対する血液培養検体の採取方法について正しいのはどれか。
関節可動域で内旋および外旋を測定する関節はどれか。
浸透圧利尿による多尿をきたすのはどれか。
末梢神経伝導検査が診断に有用なのはどれか。
世界的大流行を引き起こし、中世ヨーロッパでは黒死病として恐れられた感染症はどれか。
心臓ペースメーカー植込み患者に対して、ペースメーカーの機種を確認してから実施すべきなのはどれか。
臨床研究におけるバイアスと交絡について誤っているのはどれか。
うつ病の症状に含まれるのはどれか。
医療事故の発生要因であるヒューマンエラーの防止策として適切でないのはどれか。
末梢静脈路ではなく末梢挿入中心静脈カテーテル 〈PICC〉を選択すべき輸液製剤の組成はどれか。
内ヘルニアはどれか。
日本人の食事摂取基準について正しいのはどれか。
膀胱の蓄尿症状をきたさない疾患はどれか。
喫煙が発症因子となる疾患はどれか。
左動眼神経麻痺のある患者が左方注視をしたときの両眼球の位置を別に示す。 正しいのはどれか。
70歳の男性。意識障害を主訴に来院した。その後に脳梗塞の診断で治療が行われたが、後遺症のため全く意思疎通ができず、燕下機能が廃絶し、経口摂取ができず、改善は見込めない。家族に確認すると胃瘻造設についての患者自身による意思表示の文書が見つかった。この患者における胃痩造設の方針を検討する上で最も優先されるのはどれか。
40歳の女性。外陰部の瘙痒感を主訴に来院した。1か月前から瘙痒を伴う帯下が続いている。痛みはない。身長158cm、体重64kg。体温36.5℃。脈拍72/分、整。血圧124/76mmHg。呼吸数18/分。内診で子宮と両側付属器に異常を認めない。帯下は黄色泡沫状。外陰に発赤を認めない。 可能性が高いのはどれか。
53歳の男性。術後に意識障害を呈した。10年前に糖尿病と診断され、経口血糖降下薬を内服していた。食道癌に対する外科手術を受け、術後はインスリンの経静脈投与を開始された。術後経過は安定していたが、術後2日目に意識障害が出現し、簡易血糖測定器で血糖値32mg/dLを示した。主治医からのインスリン投与指示を確認すると、維持輸液用の点滴バッグ内に速効型インスリン10単位を混注することとなっていたが、実際に…
21歳の女性。性暴力による健康被害の検査を求めて来院した。昨晩、1人でバーに行った。隣のテーブルにいた男性グループから話しかけられ、なんとなく話をしながらカクテルを飲んでいるうちに急に意識がもうろうとし、午前2時に気が付いたときにはホテルのベッドの上にいた。状況から、意識を失っているうちに性暴力被害に遭っていたと考えられた。自宅に帰った後、母親の強い勧めで母親に付き添われて午前5時に救急外来を受診…
14歳の女子。採血を伴う臨床研究に参加してもらいたい。患者には知的障害や認知機能障害はない。 誤っているのはどれか。
83歳の女性。右大腿骨頸部骨折のため手術を受けた。 手術当日の夜は意識清明であったが、手術翌日の夜間に、実際は死別してしているにもかかわらず「夫の食事を作るために帰宅したい」などと、つじつまの合わない言動が出現した。これまで認知症症状を指摘されたことはない。 この病態について誤っているのはどれか。
84歳の男性。発熱と咳嗽を主訴に来院し、誤嚥性肺炎の診断で入院した。意識は清明。身長173cm、体重60kg。体温38.5℃。脈拍96/分、整。血圧120/80mmHg。呼吸数22/分。SpO₂96%(鼻カニューラ2L/分酸素投与下)。入院時から多職種で誤嚥性肺炎治療のサポートを行うことになった。この患者に関わる職種とその職務内容の組合せで誤っているのはどれか。
2か月の男児。右鼠径部の膨隆と嘔吐を主訴に母親に連れられて来院した。2週前、入浴時に右鼠径部が膨れているのに気付いたが、しばらくすると膨隆は消失していた。前日の夕方、おむつ交換時に右鼠径部が膨れていた。本日朝、右鼠径部から陰襄にかけての膨隆が前日よりも大きくなっていた。授乳後に頻回の嘔吐を認めたため午後受診した。機嫌不良。身長54cm、体重4.4kg。体温37.3℃。心拍数150/分、整。血圧10…
37歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠26週。血糖値の異常を指摘され紹介受診した。妊娠初期から妊婦健康診査を受けていた。妊娠24週時に施行された50gブドウ糖負荷試験で血糖値156mg/dLであったため精査のため紹介となった。既往歴に特記すべきものはない。身長156cm、体重75kg(非妊時69kg)。体温37.0℃。脈拍76/分、整。血圧122/76mmHg。呼吸数18/分。尿蛋白(̠₋)、尿(±)…
38歳の男性。職場で床に落ちた書類を拾おうと屈んだところ、腰痛と右下腿痛が出現したため受診した。既往歴に特記すべきことはない 。身長165cm、体重58kg。体温36.7℃。脈拍80/分、整。腰椎エックス線写真で異常を認めず、腰部単純MRIで第4腰椎と第5腰椎間の右側に椎間板ヘルニアを認めた。この患者で認められないのはどれか。
78歳の女性。左前胸部痛を主訴に来院した。今朝6時ころ歯磨き中、突然、左前胸部痛が出現した。症状は今回が初めてで、左前胸部全体が締め付けられるような痛みであった。その感覚は咽頭部から左肩に放散し、冷汗を伴っていた。横になって休んでいたところ、症状は約20分で消失した。心配した家族とともに午前10時30分に受診した。体温36.5℃。脈拍76/分、整。血圧100/78mmHg。呼吸数18/分。SpO₂…
23歳の男性.咳嗽および血痰を主訴に来院した。3日前から乾性咳嗽が出現し、激しくせき込むようになった。今朝、咳嗽時に少量の血痰が1回出現したため心配になって受診した。悪心や嘔吐はなく、食欲良好で体重減少や盗汗はない。結核曝露歴や最近1か月の海外渡航歴はない。既往歴に特記すべきことはなく、喫煙歴と飲酒歴はない。意識は清明。診察中には咳嗽が時々出るが血痰は出ていない。身長160cm、体重72kg。体温…
9か月の男児。RSウイルス感染症よる呼吸窮迫とチアノーゼのため入院中である。在胎40週、体重3,250gで出生した。呼吸心拍モニターのアラームが鳴ったため、医師が病室に行ったところ児の顔色不良を認め、気道開通の体位をとった。末梢静脈ルートは確保されていて蘇生のための準備は整っている。心拍数50/分、整。呼吸数10/分。SpO₂60%(酸素テント40%酸素投与下)。呼吸音は両側弱く喘鳴を認める。右上…
70歳の女性。腰背部痛を主訴に来院した。1年前に右乳癌で乳房切除術を受けたが、その後肝、肺および腰椎に転移が認められていた。薬物による抗癌治療を選択せず、通院せずに自宅での療養を希望した。1か月前から右腰背部に鈍痛を自覚し、1週前から増強するために受診した。疼痛に対しNSAIDの投与が開始されたが、疼痛で眠れないため、本日受診時に硫酸モルヒネの投与が追加された。今後注意すべき症状に含まれないのはど…
60歳の男性。右片麻痺と言語障害を主訴に救急車で搬入された。現在高血圧症で内服加療中である。今朝起きて1時間後から右手足の動きが悪く、言葉が出にくいことに気付いた。意識はJCSI-1。体温36.5℃、心拍数90/分、整。血圧160/94mmHg。呼吸数16/分。SpO₂96 % (room…
75歳の男性。呼吸困難を主訴に受診した。現病歴:3日前に飛行機で1泊2日の旅行をし、2日前に帰宅した。機内では約3時間座っていた。帰宅した翌日に右下肢のむ…
84歳男性。発熱と左側胸部痛を主訴に来院した。現病歴: 5日前から咽頭痛と37℃前後の微熱があり、市販の感冒薬を内服したが発熱は持続していた。2日前から徐々に左側胸部の持続性の疼痛が出現した。痛みは呼吸に伴い増悪する。今朝になって、左側胸部痛が強くなっており心配になって受診した。冷汗や意識消失はない。既往歴:…
28歳の女性。意識障害のため救急車で搬入された。現病歴: 自室内のベッドで仰向けに倒れているのを友人が発見し、呼びかけに反応が乏しいため救急車を要請した。友人とはその3時間前に電話にて口論となり「死にたい」などと話した後に連絡が取れなくなったという。救急車到着時、自室内の戸棚に錠剤の空包が多数あった。既往歴:…
75歳の男性。発熱、腹痛および下痢のため救急車で搬入された。 現病歴: 10日前から左下腿蜂裔織炎のために入院して抗菌薬の点滴を行い、改善したため抗菌薬を内服投与に切り替えて4日前に退院した。2日前から発熱、腹痛および1日5回以上の水様下痢が出現した。経口摂取と体動が困難となったため同居する妻が救急車を要請した。退院後に食中毒の原因となりうる食物の摂取歴はない。周囲に同じ症状の人はいない。…
68歳の男性。ふらつき感を主訴に来院した。現病歴: 本日起床時から、頭がふらふらする感じを自覚したため受診した。既往歴: 2年前に自宅近くの診療所で糖尿病と診断されたが、その後通院していない。生活歴: 長男夫婦と同居している。偏食が激しく、近所で買って来た菓子などで不規則な食事をし、しばしば居酒屋で大量飲酒している。