10か月の男児。嘔吐と血便を主訴に母親に連れられて来院した。今朝から急に嘔吐が続き、時折激しく泣くこともあり、昼間から血便が複数回みられた。意識は清明だが不機嫌で激しく泣いている。

体温 37.2 ℃。脈拍 160/分、整。血圧 84/52 mmHg。呼吸数 30/分。毛細血管再充満時間 1秒。SpO2 99%(room air)。心音と呼吸音に異常を認めない。腹部は軟で、右上腹部に腫瘤を触知する。

血液検査所見に異常を認めない。腹部エックス線写真では右上腹部に腸管ガス像がなく、鏡面像や腹腔内遊離ガス像は認めなかった。腹部超音波像ではtarget signを認めた。

保護者への説明として適切なのはどれか。

a. 「高圧浣腸で整復できれば帰宅できます」

b. 「炎症を抑えるため抗菌薬の内服が必要です」

c. 「腹膜炎を併発しているため緊急手術になります」

d. 「グリセリン浣腸をして便の状態を確認しましょう」

e. 「高圧浣腸で整復できなければ開腹手術になります」

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システム設計・解説記入:米澤 昌紘(X : @leknyan
(医師/日本橋内科クリニック院長)