問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
生活保護について正しいのはどれか。
a. 生活保護基準は都道府県が定める。
b. 被保護世帯数は近年減少傾向にある。
c. 被保護世帯数は高齢者世帯が最も多い。
d. 生活保護の開始は要介護状態が最も多い。
e. 生活保護受給者は国民健康保険に加入している。
a. 生活保護基準は都道府県が定める。
生活保護基準は国が定めるものであり、都道府県が独自に定めるものではない。したがって、この選択肢は誤りである。
b. 被保護世帯数は近年減少傾向にある。
被保護世帯数は長期的には増加傾向にある。したがって、この選択肢は誤りである。
c. 被保護世帯数は高齢者世帯が最も多い。
生活保護を受給している世帯の中で、最も多いのは高齢者世帯である。したがって、この選択肢は正しい。
d. 生活保護の開始は要介護状態が最も多い。
生活保護の開始理由としては、低所得や病気、失業などが多い。要介護状態は生活保護の開始理由の一つであるが、最も多い理由ではない。したがって、この選択肢は誤りである。
e. 生活保護受給者は国民健康保険に加入している。
生活保護受給者は国民健康保険ではなく、医療扶助により医療費が賄われる。したがって、この選択肢は誤りである。