34歳の女性(2妊1産)。妊娠39週5日に陣痛発来のため入院した。これまでの妊娠経過に異常を認めない。第1子を2年前に正常経腟分娩している。

入院時、胎児心拍を母体の左下腹部で聴取する。内診で、子宮口開大度5cm、展退度70%、下降度はSP −2cm、先進部は小泉門で3時方向、矢状縫合は骨盤横径に一致していた。入院から5時間後に子宮口は全開大し、その10分後に自然破水した。羊水混濁は認めない。この時点で、先進部は小泉門で12時方向、矢状縫合は骨盤縦径に一致していた。

正しいのはどれか。

a. 第2回旋の異常である。

b. 産瘤は右頭頂骨後部にできる。

c. 骨重積は右頭頂骨が左頭頂骨の下になる。

d. 第4回旋で児の顔面は母体の左側へ向く。

e. 体幹娩出時に左側の肩甲が先に娩出される。

解答を見る
問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)