RhD(-)血液型の妊婦で分娩後に抗Dヒト免疫グロブリン投与が必要な組合せはどれか。
妊娠末期の腟分泌物細菌培養検査でB群連鎖球菌〈GBS〉が陽性となった妊婦に対する母子感染予防対策として、ペニシリン系抗菌薬の投与を開始する適切な時期はどれか。
マタニティ・ブルーズについて正しいのはどれか。
妊娠初期の経腟超音波像を別に示す。分娩予定日を決定するために有用な計測部位はどれか。
胎児心拍数陣痛図の遅発一過性徐脈の原因となるのはどれか。
妊婦の急性虫垂炎について正しいのはどれか。
分娩時の異常と発症時期との組合せで誤っているのはどれか。
羊水塞栓症について正しいのはどれか。
正常頭位分娩について正しいのはどれか。
正常な妊娠経過において妊娠前と比較して妊娠中期に低下するのはどれか。2 つ選べ。
母親の情報について母子健康手帳から得られる可能性が最も高いのはどれか。
母体における欠乏によって胎児に二分脊椎が発生しうるビタミンはどれか。
妊娠10週の尋常性乾癬患者に対する治療法で最も適切なのはどれか。
流産と関連がないのはどれか。
妊娠、分娩、産褥期における母体血中ホルモン値の変化を別に示す。実線Aが表しているのはどれか。ただし、各線はa〜eのいずれかに該当する。
胎盤機能不全が原因の胎児発育不全で、最も早期から発育が抑制されるのはどれか。
妊娠中にワクチンが接種可能なのはどれか。
初乳と比較して成乳に多く含まれるのはどれか。
経腟分娩における第2回旋の異常はどれか。2つ選べ。
妊娠中の薬物療法の原則について正しいのはどれか。
胎児心拍数陣痛図において、胎児の健康状態の悪化が最も懸念される所見はどれか。
早期流産の原因で最も頻度が高いのはどれか。
妊娠高血圧症候群の病型分類に含まれないのはどれか。
母体保護法指定医の資格が必要な医療行為はどれか。
妊娠12週の女性に比較的安全に使用できる抗菌薬はどれか。
妊娠初期の超音波検査で診断できるのはどれか。3つ選べ。
30歳の女性。無月経となり市販の妊娠反応検査が陽性のため来院した。月経周期は30〜50日型で、最終月経から算出した妊娠週数は10週0日であった。超音波検査で子宮内に心拍を有する胎児を認めるが、頭殿長は妊娠8週2日相当である。現時点の対応として適切なのはどれか。
子宮復古不全のリスクファクターでないのはどれか。
34歳の初産婦。産褥0日で入院中である。妊娠12週の血液検査で血液型はO型Rh D(-)と判定された。輸血歴はない。家族歴に特記すべきことはない。妊娠28週時の間接Coombs試験は陰性で、抗D人免疫グロブリンの投与を受けている。妊娠39週4日に自然陣痛が発来して入院し、2,760gの男児を正常経腟分娩した。新生児血液型はO型Rh D(+)と判定された。母体に行う適切な対応はどれか。
28歳の女性(1妊 0産)。妊娠36週2日、けいれん発作のため救急搬送された。これまでの妊娠経過に異常は認めなかったが、 2日前の妊婦健康診査の際に血圧142/84mmHgと高血圧を初めて指摘された。その他の異常を認めなかったため、4日後の来院を指示されていた。家族によると、今朝、突然意識を失った後に全身のけいれんが起こったという 。
42 歳の初産婦(1妊0産)。陣痛発来のため入院した。既往歴は 35 歳で腹腔鏡下子宮筋腫核出術、38 歳で子宮鏡下子宮内膜ポリープ摘出術を受けた。入院後時間で 3,450 g の男児を経腟分娩し、児娩出の5分後に胎盤はスムーズに娩出された。分娩時出血量は 100 mL であり、会陰裂傷に対して縫合術を行った。産後20分の時点で軽度の意識混濁が出現した。
38 歳の初妊婦。妊娠 24 週に急激な腹囲の増大と体重増加を主訴に来院した。体外受精 - 胚移植〈IVF-ET〉で妊娠した。妊娠初期の超音波検査で 1 絨毛膜 2 羊膜性双胎と診断されている。
妊娠高血圧症候群のため入院中の妊娠32週の患者が上腹部痛を訴えた。 まず確認すべき血液検査項目はどれか。3つ選べ。
肺低形成を合併する胎児疾患はどれか。
23歳の初妊婦。発熱を主訴に来院した。現在、妊娠15週。3日前から下腹部の違和感と排尿時痛とを認め、昨日から38.4℃の発熱が出現した。既往歴に特記すべきことはない。
35歳未満の女性と比較して35歳以上の女性の妊娠で低率なのはどれか。2つ選べ。
母子保健に関する用語について誤っているのはどれか。
妊婦健康診査で妊娠初期に行う血液検査項目はどれか。
32歳の女性。未経妊。挙児希望を主訴に来院した。29歳時に結婚し避妊はしていないが、これまでに妊娠したことはない。不正性器出血はない。初経12歳。月経周期40〜90日、不整。身長160cm、体重70kg。内診で子宮は正常大で付属器を触知しない。不妊症の検査として有用でないのはどれか。
Friedman曲線に用いられる分娩進行の評価項目はどれか。
妊娠悪阻に対する糖質輸液療法を行う際、必ず加えるべきなのはどれか。
産科異常と処置の組合せで正しいのはどれか。
妊娠初期の性器出血の原因として正しいのはどれか。
33歳の女性。2日前に市販のキットで尿妊娠反応が陽性であったため来院した。最終月経は7週前、月経周期は30~45日である。3年前に糖尿病と診断され、半年前からは自宅近くの診療所でインスリン治療を受けている。内診で子宮は鵞卵大で付属器は触れない。
41 歳の初産婦。妊娠 39 週日に全身けいれんのため救急車で搬入された。来院時にはけいれんは消失していた。意識レベルは JCSⅠ-1。心拍数 90/分、整。血圧 190/120 mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 97 %(room air)。全身に浮腫を認める。
頭位正常分娩の分娩第1期の内診で触れないのはどれか。
38歳の初妊婦(1妊0産)。発熱、悪寒および腹部緊満を主訴に来院した。妊娠30週。妊娠経過は順調で胎児の発育も問題ないと言われていた。既往歴に特記すべきことはない。意識は清明。身長161cm、体重60kg。体温38.8℃。脈拍96/分、整。血圧120/74mmHg。呼吸数20/分。胎児心拍数陣痛図で頻脈を認めるが基線細変動は中等度、一過性頻脈を認めるが一過性徐脈は認めなかった。
帝王切開の絶対的適応となるのはどれか。
23 歳の女性。全身倦怠感を主訴に受診した。2週前に市販の妊娠検査薬が陽性となり来院し、子宮内に胎囊と 10 mm の胎芽を認めた。10 日前から悪心を自覚し、週前から嘔吐を繰り返し、食事がほとんど摂取できていないという。性器出血や下腹部痛の訴えはない。
38 歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠 34 週に激しい腹痛と性器出血のため救急車で搬入された。これまでの妊娠経過は順調であったが、妊娠 33 週の妊婦健康診査で両下腿の浮腫と尿蛋白、軽度の血圧上昇を指摘されていた。喫煙は、妊娠前は 20本/日であったが、妊娠後は5本/日に減らしている。
羊水過少の原因となるのはどれか。2つ選べ。
29歳の女性(2妊0産)。今まで自宅近くのA医院で妊婦健康診査を受けていたが、妊娠32週0日に里帰り分娩を希望して来院した。24歳時に妊娠9週で人工妊娠中絶を受けた。2日前から実家で生活を始め、分娩後2か月で自宅に戻る予定だという。身長 163 cm。体重 66 kg。体温 36.5 ℃。脈拍 84/分、整。血圧 134/76 mmHg。子宮底長 29 cm、腹囲 83 cm。下腿浮腫を認めない。
妊娠 37 週の胎児および胎児付属物と正常な所見の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
妊娠末期の経腟分娩において、子宮収縮は良好であるものの胎盤娩出後も多量の性器出血が持続する場合、最も考えられるのはどれか。
31歳の1回経産婦。妊娠 32 週日。性器出血を主訴に妊婦健康診査を受けてい る周産期母子医療センターに来院した。10 日ほど前にも少量の性器出血があり、3日間の自宅安静で軽快したという。本日自宅で夕食作りをしていたとき、突然、性器出血があり、慌てて受診した。
妊娠 37 週0日の妊婦に行った胎児心拍数陣痛図を別に示す。認められる所見はどれか。2つ選べ。
分娩開始と判断する所見はどれか。2つ選べ。
32歳の女性。流産を繰り返すことを主訴に来院した。これまでに3回妊娠したが、いずれも胎児心拍確認後、妊娠12週、21週、17週で心拍が消失し流産した。3年前に左下肢血栓症で治療を受けた。子宮と卵巣とに異常を認めない。
双胎妊娠の超音波検査の結果を別に示す。2絨毛膜2羊膜性双胎と判断できるのはどれか。2つ選べ。
30 歳の初産婦( 1 妊 0 産)。妊娠 38 週 1 日、自宅での破水直後から強い呼吸困難を自覚し救急車で搬入された。妊娠 37 週までの妊婦健康診査で異常は認めなかった。
妊娠10週の経腟超音波検査で診断できるのはどれか。
不均衡型の胎児発育不全で、慢性の低酸素血症のために相対的に血流増加がみられる組織はどれか。2つ選べ。
28歳の女性。挙児を希望して来院した。月経周期は30日型、持続は5日間。避妊せずに3か月経ったが妊娠しなかったため来院した。内診で子宮と卵巣とに異常を認めない。Douglas 窩に異常を認めない。基礎体温は 2相性である。この時点で適切な説明はどれか。
38歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠 34 週に心窩部痛および悪心を主訴に来院した。既往歴に特記すべきことはなく、これまでの妊婦健康診査で異常は指摘されていなかった。胎動は自覚しており、性器出血は認められない。体温 36.5 ℃。脈拍 100/分、整。血圧 140/90 mmHg。心窩部に圧痛を認める。子宮は軟で圧痛を認めない。下腿に浮腫を認める。
胎児の超音波断層像を別に示す。胎児推定体重を測定する際に用いるのはどれか。3つ選べ。
37歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠26週。血糖値の異常を指摘され紹介受診した。妊娠初期から妊婦健康診査を受けていた。妊娠24週時に施行された50gブドウ糖負荷試験で血糖値156mg/dLであったため精査のため紹介となった。既往歴に特記すべきものはない。
30歳の初産婦。妊娠 33 週 0 日に破水感を主訴に来院した。これまでの妊娠経過に異常はなかった。心拍数 80/分、整。血圧 110/70 mmHg。腟内に貯留した羊水は透明で、児は第1頭位、不規則な子宮収縮を認める。妊娠継続の可否を決定する上で、有用性が低いのはどれか。
36 歳の経産婦(2妊1産) 。破水感を主訴に来院した。これまでの妊婦健康診査で異常は指摘されていないという。妊娠 37 週5日、起床時に破水感を自覚し受診した。33 歳時に妊娠 39 週3日での自然経腟分娩歴があり、児の発達に異常は認めない。
28歳の初妊婦。妊娠23週4日、性器出血を主訴に来院した。妊娠初期から妊婦健康診査を受けていたが特に異常は認めなかった。昨夜から下腹部痛を自覚し、今朝性器出血を認めたため心配になり受診した。
妊娠37週の胎児心拍数陣痛図を別に示す。 認められる所見はどれか。2つ選べ。
38 歳の初産婦。妊娠 34 週の妊婦健康診査のため来院した。腹部超音波検査で胎児推定体重は 1,500 g、羊水ポケットは 5cm、胎児の小脳低形成、心室中隔欠損、手関節屈曲および手指の重なりを認める。この児に疑うべき疾患はどれか。
35 歳の初妊婦(1妊0産)。初回妊婦健康診査のため妊娠11週2日に来院した。無月経を主訴に3週間前に受診し、子宮内に妊娠8週相当の胎児を認め妊娠と診断された。初期血液検査の説明として適切なのはどれか。
30歳の1回経産婦。妊娠28週の妊婦健康診査のため来院した。3週前に幼稚園に通う4歳の息子に皮疹が出現したため、かかりつけ医を受診したところ頬部の紅斑と手足のレース様紅斑とを認めると言われた。幼稚園では同じ疾患が流行していた。
40歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠36週の妊婦健康診査で血圧の上昇が認められたため、緊急入院となった。妊娠32週までは特に異常を指摘されていなかったが、妊娠34週の妊婦健康診査で軽度の血圧上昇を指摘されていた。既往歴に特記すべきことはない。体温36.9℃。脈拍80/分、整。血圧160/100mmHg。腹部は軟で、子宮に圧痛を認めない。両下肢に浮腫を認める。
36歳の女性(2妊0産)。妊娠36週4日、腹痛を主訴に来院した。来院時、身長152cm、体重68kg。体温36.8℃。脈拍110/分、整。血圧162/108mmHg。腹部は硬く、子宮口は6cm開大、腟内には凝血塊が認められた。超音波検査で児の推定体重2,300g、胎盤の厚さは7cmであった。胎児心拍数陣痛図を別に示す。適切な対応はどれか。
34歳の女性(2妊1産)。妊娠39週5日に陣痛発来のため入院した。これまでの妊娠経過に異常を認めない。第1子を2年前に正常経腟分娩している。入院時、胎児心拍を母体の左下腹部で聴取する。
35 歳の初妊婦( 1 妊 0 産)。妊婦健康診査のため妊娠 11 週に来院した。妊娠 8 週の血液検査で、RPR 16 倍(基準 1 倍未満)、TPHA 640 倍(基準 80 倍未満)であった。薬剤に対するアレルギー歴はない。正しいのはどれか。 2 つ選べ。
32歳の初妊婦。甲状腺機能の検査を希望して来院した。妊娠10週ころから動悸を感じ、妊娠12週で甲状腺機能異常を認めたため紹介されて受診した。甲状腺はびまん性に軽度腫大し、TSH 0.02μU/mL(基準0.2~4.0)、FT4 3.2ng/dL(基準0.8~2.2)であった。
25歳の女性。妊娠12週の初産婦(1妊0産)。本日朝から性器出血があり完全流産となった。妊娠初期検査で、血液型はO型RhD(-)、間接Coombs試験は陰性。本日の対応として優先すべきなのはどれか。
40 歳の初妊婦( 1 妊 0 産)。妊娠 24 週、随時血糖 110 mg/dL であったため、自宅近くの産科診療所から紹介され受診した。既往歴、家族歴に特記すべきことはない。子宮収縮の自覚はなく、性器出血を認めない。身長 160 cm、体重 59 kg(妊娠前体重 55 kg)。体温 36.7 ℃。脈拍 88/分、整。血圧 110/80 mmHg。
28歳の初妊婦。妊娠28週。前期破水のため入院中である。妊娠24週に水様帯下を自覚して受診し、前期破水の診断で入院となった。入院後安静を続けて経過観察したが、水様帯下は持続している。
30歳の初妊婦。妊娠35週。胎動減少を主訴に来院した。妊娠33週までの妊婦健康診査では特に異常を認めなかった。10日前から持病の腰痛のため毎日非ステロイド性抗炎症薬を含有した市販薬(貼付薬と内服薬)を使用していた。昨日から胎動が少ないという。胎児心拍数陣痛図では胎児心拍数基線は140/分で正常な基線細変動を認めるが、一過性頻脈は認めない。腹部超音波検査を開始したが、胎盤や羊水量に異常を認めない。
34歳の初産婦。妊娠39週5日に破水感を主訴に来院した。これまでの妊娠経過に異常はなかった。午前7時に破水感を自覚したため午前8時に受診した。内診所見で、子宮口は3cm 開大、卵膜を触知せず、児頭下降度は SP-1 cm である。腟内に貯留した羊水に混濁を認めない。入院後、午前9時に陣痛が発来した。経過のパルトグラムと午後4時時点の胎児心拍数陣痛図とを別に示す。午後4時時点での適切な対応はどれか。
32歳の女性。市販の妊娠検査薬で陽性となったため来院した。 月経周期は20日~60日と不規則で、最終月経開始日は受診日の10週前であった。基礎体温は記録していない。既往歴に特記すべきことはなかった。腟鏡診にて性器出血は認めない。経腟超音波検査にて子宮内に胎児を認め、頭殿長〈CRL〉は14mm(8週0日相当)、胎児心拍数は180bpmであった。 妊婦に対する説明で、正しいのはどれか。
27歳の女性。4日前から悪心が出現したため来院した。嘔吐はなく食事摂取はなんとか可能であるという。最終月経は 6週前、月経周期は28~35日型、整。皮膚と口腔粘膜は乾燥していない。尿所見:比重1.014、蛋白(-)、糖(-)、ケトン体(-)。尿妊娠反応陽性。経腟超音波検査で子宮内に胎嚢を認める。 悪心への対応に関する妊婦への説明で適切なのはどれか。
24 歳の初妊婦。妊娠 38 週3日に陣痛発来のため入院した。これまでの妊娠経過は順調であった。入院後、陣痛は次第に増強し、陣痛発来後8時間で 2,960 g の女児を分娩した。Apgar スコアは 10 点(5分)であった。児娩出後 30 分が経過したが、胎盤が娩出されず、用手剝離で娩出させた。処置中に性器出血が増量し、胎盤娩出までの出血量は 1,200 mL となった。
32 歳の経産婦(2妊1産) 。妊娠 12 週。出生前診断について相談するため、遺伝カウンセリング外来に夫婦で来院した。これまでの妊娠経過に異常を認めない。28歳の時に出産した子供が Down 症候群であった。無侵襲的出生前遺伝学的検査について知りたいという。説明として適切なのはどれか。
32歳の女性。産褥3日目で入院中である。妊娠38週6日に2,900gの女児を経腟分娩した。分娩経過に異常は認めず、分娩時の出血量も正常であった。現時点までの産褥経過も順調である。本日の所見として正しいのはどれか。
32歳の初妊婦。陣痛発来を主訴に来院した。これまでの妊娠経過に異常を認めない。妊娠41週0日午前1時から10分間隔の規則的な子宮収縮を自覚し、次第に周期が短くなったため午前9時に来院した。
41歳の初産婦。妊娠41週2日に陣痛発来のため来院した。妊娠前から高血圧症があり、妊娠中もメチルドパを内服していた。胎児発育は順調で、3日前の妊婦健康診査での胎児推定体重は2,750gであった。
28 歳の初産婦。産褥2日で入院中である。妊娠 39週2日に陣痛発来したが、分娩停止のため緊急帝王切開が行われた。この患者の身体所見で直ちに精密検査が必要なのはどれか。
34歳の初産婦(1妊0産)。妊娠39週4日の午前6時に陣痛発来のため入院した。これまでの妊娠経過は順調であった。午後4時に子宮口は全開大した。午後6時50分に破水し、内診で児頭下降度は SP +4cm、0時方向に小泉門を触知した。この時点での胎児心拍数陣痛図を別に示す。対応として最も適切なのはどれか。
34歳の初産婦(1妊0産)。妊娠37週6日の午前0時に破水感があり、午前1時に受診した。妊婦健康診査は妊娠8週から受けており、特に異常は指摘されていない。来院時、羊水の流出を認め、混濁はなかった。内診で子宮口は3cm 開大していた。
32 歳の女性。無月経を主訴に来院した。最終月経は、令和 4 年 1 月 1 日から 6 日間。同年 2 月 1 日に人工授精し、 3 月 7 日に受診した。最近 1 年間の性交渉歴はない。妊娠判定試薬は陽性であった。この時点で適切な経腟超音波検査所見はどれか。
32歳の女性。産後1か月の健康診査のため来院した。常勤の病棟看護師として勤務している。妊娠が判明した時点で、勤務先から非常勤の外来専属看護師になるように繰り返し強く求められたが断った。妊娠9週につわりが出現し、勤務を緩和してもらうよう医師から指導を受け、勤務時間が短縮された。妊娠23週までは4週に1回、勤務時間中に妊婦健康診査を受診していた。妊娠36週から産前休暇を取得した。
28歳の初産婦(1妊0産) 。妊娠38週4日に自然陣痛初来後、順調に経過し、経腟分娩となった。分娩経過に異常は認めず、分娩後の出血量も少量で子宮収縮は良好である。児は 3,240 g の男児で新生児経過に異常はない。既往歴に統合失調症があり、24 歳から複数の抗精神病薬を内服している。そのため、児への母乳栄養は希望していない。乳汁分泌抑制のために投与する薬剤として正しいのはどれか。
40歳の初妊婦。妊娠6週の問診で、20歳から喫煙を開始し、現在も 20 本/日喫煙していることが分かった。妊婦への説明として適切なのはどれか。2つ選べ。
42歳の初妊婦。妊娠31週5日。羊水過多のため精査目的で紹介されて来院した。超音波検査で胎児推定体重1,250g、羊水指数(AFI)28.5cm(基準5~25)であり、胎児に房室中隔欠損を認め、心内膜床欠損症が疑われた。
28歳の女性。妊娠に関する相談のため来院した。3年前から全身性エリテマトーデスで自宅近くの医療機関に通院しており、副腎皮質ステロイドの内服で、病状は1年以上前から安定している。近い将来、妊娠を希望しており相談のため紹介されて受診した。体温 36.5 ℃。脈拍 68/分、整。血圧 108/62 mmHg。顔面、体幹および四肢に皮疹を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。下腿浮腫を認めない。
36 歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠33週に、倦怠感と口渇のため受診した。現病歴:妊娠前のBMIは20.8であった。これまで毎年受けている健診で異常を指摘されたことはない。妊娠 18 週で尿糖陽性を指摘されたが、その後妊婦健康診査に行かなくなった。妊娠 25 週で全身倦怠感が出現した。2日前から倦怠感が増悪し、口渇が出現した。
35歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠33週6日。妊婦健康診査のため来院した。これまでの妊娠経過に異常を認めていなかった。脈拍96/分、整。血圧126/68mmHg。尿所見:蛋白(-)、糖(ー)。子宮底長29cm、腹囲94cm。内診で子宮口は閉鎖している。胎児推定体重2,120g、羊水指数18cm。胎盤は子宮底部に位置している。職業は事務職である。
28 歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠 12 週に妊婦健康診査のため来院した。妊娠8週に妊娠のため受診し、妊娠初期血液検査を受けた。以後、悪阻や性器出血等の症状はない。生来健康である。母が B 型肝炎ウイルスのキャリアであるという。
20歳の女性。昨日、第1子を分娩し入院中である。搾乳した母乳が白色ではなく、淡黄色であることを心配している。妊娠40週3日、2,800gの女児を正常経腟分娩した。家族歴と既往歴とに特記すべきことはない。発熱はない。乳房に発赤や圧痛はない。明らかな腫瘤を触知しない。 説明として適切なのはどれか。
28 歳の初産婦(1妊0産) 。妊娠 40 週0日午前0時に破水感があり、規則的な子宮収縮が出現したため、午前1時に来院した。妊婦健康診査で特に異常は指摘されていなかった。来院時、児は第1頭位で胎児心拍数は正常、腟鏡診にて羊水流出を認め、内診で子宮口は3cm 開大していた。
23歳の初産婦。妊娠38週日に陣痛発来のため入院した。これまでの妊娠経過は順調であった。午後0時に10分間隔の規則的な腹痛を自覚して受診した。来院時の内診で子宮口は3cm開大、児頭下降度はSP±0cm、卵膜を触知した。経過観察をしていたところ午後3時に破水し、内診で子宮口は5cm開大、児頭下降度はSP+2cm、2時方向に小泉門を触知した。
28 歳の経産婦( 3 妊 2 産)。妊娠 41 週 0 日、分娩予定日超過のため管理目的に入院した。推定胎児体重は 3,100 g。妊娠 41 週 1 日、午前 9 時からオキシトシンで陣痛誘発を開始した。午後 6 時に一過性の胎児徐脈が出現した。胎児心拍数陣痛図を別に示す。
36歳の初産婦。妊娠29週。胎動減少を主訴に来院した。妊娠初期の血液検査で抗D抗体陽性(抗体価16倍)だったため経過観察されていた。妊娠27週の時点で抗 D 抗体が 1,024 倍であったが胎児超音波検査で異常を認めなかった。16年前、妊娠初期に人工妊娠中絶手術を受けている。輸血歴はない。胎児心拍数陣痛図を別に示す。対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
34歳の初産婦。妊娠38週5日に陣痛発来のため入院した。これまでの妊娠経過は順調であった。午前時に10分周期の痛みを伴う規則的な子宮収縮が始まったため、午前6時30分に受診した。
31 歳の初妊婦。妊娠 10 週。妊婦健康診査で HBs 抗原陽性、HBe 抗原陰性が判明した。正しいのはどれか。
28歳の初産婦。妊娠39週0日に陣痛発来のため入院した。これまでの妊娠経過に異常はなかった。入院時の内診で子宮口は3cm開大、展退度は50%、児頭下降度はSP-2cm、硬さは中等硬、位置は後方である。この患者のBishopスコアはどれか。
36 歳の経産婦(2妊1産)。妊娠 38 週 2 日、破水感を主訴に来院した。これまでの妊娠経過に異常を認めなかった。午前 5 時、就寝中に羊水流出感を自覚し、持続するため午前 7 時に受診した。
36歳の初産婦(1妊0産)。妊娠40週0日に陣痛発来のため入院した。続発性微弱陣痛で分娩が遷延したため、オキシトシンで陣痛促進後、吸引分娩となった。児は、3,800g、女児で、Apgarスコアは8点(1分)、9点(5分)であった。児娩出後30分経過したが、胎盤が自然に娩出されず、出血が持続するため、用手剥離を行った。胎盤娩出後も子宮からの出血が持続しているため、子宮を双手圧迫している。
28歳の経産婦(2妊1産)。妊娠31週0日、下腹部痛と性器出血を主訴に来院した。前回の妊娠は、妊娠32週0日で経腟分娩した。身長154cm、体重46kg(非妊時40kg)。体温36.6℃、脈拍72/分、整。胎位は頭位で推定胎児体重は2,000g。子宮に圧痛を認めない。腟鏡診にて腟内に少量の血液付着を認めるが、持続的な出血や羊水流出を認めない。
妊娠34週1日の初妊婦(1妊0産)。胎動減少を主訴に来院した。2日前の妊婦健診では特に異常は指摘されなかったが、昨日から胎動の減少を自覚しており、心配になって受診した。下腹部痛や子宮収縮の自覚はなく、性器出血や破水感の訴えもない。脈拍 72/分、整。血圧 124/72 mmHg。呼吸数 18/分。来院後に施行した胎児心拍数陣痛図を別に示す。胎児の状態を評価するためにまず測定すべきなのはどれか。
25 歳の初妊婦(1妊0産) 。妊娠34週4日に周産期管理のため、自宅近くの産科診療所から紹介されて来院した。既往歴、家族歴に特記すべきことはない。身長160cm、体重59kg。体温36.6℃。脈拍80/分、整。血圧120/72mmHg。内診時の帯下ではBTB試験紙の色の変化はなかった。
33歳の初産婦(1妊0産) 。妊娠39週5日、規則的な子宮収縮を主訴に来院した。これまでの妊娠経過に異常は認めなかった。午前3時、10分間隔の子宮収縮を自覚し、次第に増強したため午前8時に来院した。内診所見は、分泌物は粘液性で一部血性、子宮口は2cm開大、展退度は80%、硬度は軟、児頭下降度はSP -2cmであった。
32 歳の経産婦( 2 妊 1 産)。妊娠 34 週 1 日。突然の性器出血を主訴に来院した。第 1 子を妊娠 38 週で経腟分娩している。 体温 36.5 ℃。 脈拍 84/分、 整。 血圧108/64 mmHg。腟鏡診で腟内に凝血塊の貯留を認め、子宮口から血液流出が持続している。計測できた出血量は約 250 mL である。
40歳の初妊婦(1妊0産)。尿糖が陽性であったため、自宅近くの産科診療所から紹介され受診した。現在、妊娠 30 週。家族歴、既往歴に特記すべきことはない。身長 160 cm、体重 62 kg(妊娠前体重 55 kg)。体温 36.7 ℃。脈拍 88/分、整。血圧 110/80 mmHg。
21歳の初妊婦。妊娠37週の妊婦健康診査のため来院した。妊娠12週の妊婦初期検査でHCV抗体陽性と判定された。その後に行われた肝機能検査は正常で、リアルタイムPCR法によるHCV-RNA定量検査では「検出せず」と判定された。妊娠36週までの妊娠経過に異常を認めない。
34歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠32週0日。下腹部痛と性器出血を主訴に来院した。数日前から軽度の下腹部痛があり様子をみていたが、本日朝に少量の性器出血があったため受診した。妊娠30週5日に行われた前回の妊婦健康診査までは、特に異常を指摘されていなかった。
40歳の経産婦(6妊5産)。妊娠34週3日に胎動消失を主訴に来院した。妊娠経過は順調であったが、妊娠30週の妊婦健康診査後、多忙と経済的理由のため受診していなかった。これまで計5回の経腟自然分娩の既往がある。
32歳の女性。1回経産婦。妊娠中の血糖管理のため紹介されて来院した。自宅近くの産婦人科医院で妊娠の管理中であったが、妊娠26週に測定された血糖が172mg/dLであり、75g経口ブドウ糖負荷試験を施行され妊娠糖尿病と診断された。既往歴に特記すべきことはない。家族歴は母が2型糖尿病で治療中である。妊娠前から飲酒歴と喫煙歴はない。
40歳の経産婦(4妊3産)。妊娠14週、下腹部痛と性器出血を主訴に来院した。腟鏡診で腟内に胎胞を認めたため入院した。入院後腹痛が増強し、胎嚢に包まれた状態で児を娩出した。児の体重は60gであった。 診断と死産届の組合せで正しいのはどれか。
24歳の女性。無月経を主訴に来院した。最終月経から2か月以上次の月経が来ないため、妊娠したと考え受診した。月経周期は 28〜56 日、不整。子宮は前傾前屈、超鵞卵大、軟。尿妊娠反応陽性。双胎妊娠と診断した。経腟超音波像を示す。女性への説明として正しいのはどれか。2つ選べ。
日齢0の女児。妊娠初期の妊婦健康診査で妊娠確定後、妊婦健康診査を受診していなかった。陣痛が発来したため前医を受診し、低出生体重のため救急車で搬入された。在胎39週1日、体重2,010g、Apgarスコアは7点 (1分)、8点 (5分) で出生した。
35歳の経産婦(3妊2産)。妊娠33週に周産期管理目的で、自宅近くの産科診療所から紹介され受診した。既往歴は、30歳時および32歳時に、それぞれ骨盤位および既往帝王切開の適応で選択的帝王切開。身長 156 cm、体重 56 kg 妊娠前体重 48 kg 。体温 36.8 ℃。脈拍 84/分、整。血圧 108/76 mmHg。現時点で自覚症状はなく、胎児心拍数陣痛図で異常を認めない。
35歳の初産婦。妊娠33週3日に胎動減少と規則的な下腹部痛とを主訴に来院した。これまでの妊婦健康診査では特に異常を認めなかった。超音波検査で胎児推定体重は1,988g、羊水ポケット1cm、胎盤は子宮前壁に付着し、臍帯は胎盤辺縁に付着している。臍帯頸部巻絡を1回認める。内診所見で子宮口は6cm開大、未破水である。陣痛発来と診断された。このときの胎児心拍数陣痛図を別に示す。正しいのはどれか。2つ選べ。
28歳の初妊婦。妊娠 24 週に急激な腹囲の増大と体重増加とを主訴に来院した。妊娠初期の超音波検査で1絨毛膜2羊膜性双胎と診断されている。来院時、子宮頸管長は 40 mm であった。超音波検査で両児間の推定体重に差を認めない。第1児の最大羊水深度を計測した超音波像と両児間の隔壁を示す超音波像とを別に示す。この第1児について正しいのはどれか。3つ選べ。
36歳の初産婦。妊娠38週3日に陣痛発来のため入院した。これまでの妊娠経過で異常を認めていなかった。血圧 128/68 mmHg。児は頭位。内診所見で子宮口は4cm 開大。胎児心拍数陣痛図で5分周期の子宮収縮を認め、胎児心拍数波形に異常を認めない。入院4時間後、陣痛は2分間隔となった。内診で子宮口は9%cm 開大、内診時に自然破水した。