妊娠末期の腟分泌物細菌培養検査でB群連鎖球菌〈GBS〉が陽性となった妊婦に対する母子感染予防対策として、ペニシリン系抗菌薬の投与を開始する適切な時期はどれか。
マタニティ・ブルーズについて正しいのはどれか。
妊娠初期の経腟超音波像を別に示す。分娩予定日を決定するために有用な計測部位はどれか。
正常妊娠で妊娠初期に比べ後期に低下するのはどれか。
正期産児における体重増加不良の所見はどれか。
胎児心拍数陣痛図の遅発一過性徐脈の原因となるのはどれか。
妊娠による母体の生理的変化について正しいのはどれか。
分娩時の異常と発症時期との組合せで誤っているのはどれか。
2010年(平成22年)から2016年(平成28年)までの日本の妊産婦死亡の原因別頻度を以下に示す。
妊婦の急性虫垂炎について正しいのはどれか。
正常頭位分娩について正しいのはどれか。
羊水塞栓症について正しいのはどれか。
母親の情報について母子健康手帳から得られる可能性が最も高いのはどれか。
妊娠、分娩、産褥期における母体血中ホルモン値の変化を別に示す。実線Aが表しているのはどれか。ただし、各線はa〜eのいずれかに該当する。
流産と関連がないのはどれか。
母体における欠乏によって胎児に二分脊椎が発生しうるビタミンはどれか。
妊娠10週の尋常性乾癬患者に対する治療法で最も適切なのはどれか。
胎盤機能不全が原因の胎児発育不全で、最も早期から発育が抑制されるのはどれか。
妊娠中にワクチンが接種可能なのはどれか。
初乳と比較して成乳に多く含まれるのはどれか。
妊娠中の薬物療法の原則について正しいのはどれか。
経腟分娩における第2回旋の異常はどれか。2つ選べ。
母体保護法指定医の資格が必要な医療行為はどれか。
妊娠中の超音波検査所見について正しいのはどれか。
妊娠末期の女性生殖器におけるオキシトシンの作用部位はどれか。
正常胎芽・胎児において心拍数が最も多い時期はどれか。
妊娠初期の超音波検査で診断できるのはどれか。3つ選べ。
30歳の女性。無月経となり市販の妊娠反応検査が陽性のため来院した。月経周期は30〜50日型で、最終月経から算出した妊娠週数は10週0日であった。超音波検査で子宮内に心拍を有する胎児を認めるが、頭殿長は妊娠8週2日相当である。現時点の対応として適切なのはどれか。
34歳の初産婦。産褥0日で入院中である。妊娠12週の血液検査で血液型はO型Rh D(-)と判定された。輸血歴はない。家族歴に特記すべきことはない。妊娠28週時の間接Coombs試験は陰性で、抗D人免疫グロブリンの投与を受けている。妊娠39週4日に自然陣痛が発来して入院し、2,760gの男児を正常経腟分娩した。新生児血液型はO型Rh D(+)と判定された。母体に行う適切な対応はどれか。
28歳の女性(1妊 0産)。妊娠36週2日、けいれん発作のため救急搬送された。これまでの妊娠経過に異常は認めなかったが、 2日前の妊婦健康診査の際に血圧142/84mmHgと高血圧を初めて指摘された。その他の異常を認めなかったため、4日後の来院を指示されていた。家族によると、今朝、突然意識を失った後に全身のけいれんが起こったという 。搬入時の意識レベルは JCS…
子宮復古不全のリスクファクターでないのはどれか。
胎児付属物について正しいのはどれか。
42 歳の初産婦(1妊0産)。陣痛発来のため入院した。既往歴は 35 歳で腹腔鏡下子宮筋腫核出術、38 歳で子宮鏡下子宮内膜ポリープ摘出術を受けた。入院後時間で 3,450 g の男児を経腟分娩し、児娩出の5分後に胎盤はスムーズに娩出された。分娩時出血量は 100 mL であり、会陰裂傷に対して縫合術を行った。産後20分の時点で軽度の意識混濁が出現した。この時点で脈拍 120/分、整。血圧…
羊水の産生および吸収への関与が最も小さいのはどれか。
妊娠高血圧症候群のため入院中の妊娠32週の患者が上腹部痛を訴えた。 まず確認すべき血液検査項目はどれか。3つ選べ。
妊娠 20 週の胎児について正しいのはどれか。
胎児・胎盤について最も早期に起こるのはどれか。
母子保健に関する用語について誤っているのはどれか。
23歳の初妊婦。発熱を主訴に来院した。現在、妊娠15週。3日前から下腹部の違和感と排尿時痛とを認め、昨日から38.4℃の発熱が出現した。既往歴に特記すべきことはない。意識は清明。体温38.8℃。脈拍100/分、整。血圧118/68mmHg。呼吸数20/分。右肋骨脊柱角に叩打痛を認める。尿Gram染色でGram陰性桿菌を認めた。 投与すべき抗菌薬はどれか。
35歳未満の女性と比較して35歳以上の女性の妊娠で低率なのはどれか。2つ選べ。
妊婦健康診査で妊娠初期に行う血液検査項目はどれか。
100 mGy 以上の放射線被曝が原因で胎児奇形(構造異常)が発生する可能性が高い時期はどれか。
32歳の女性。未経妊。挙児希望を主訴に来院した。29歳時に結婚し避妊はしていないが、これまでに妊娠したことはない。不正性器出血はない。初経12歳。月経周期40〜90日、不整。身長160cm、体重70kg。内診で子宮は正常大で付属器を触知しない。不妊症の検査として有用でないのはどれか。
Friedman曲線に用いられる分娩進行の評価項目はどれか。
産科異常と処置の組合せで正しいのはどれか。
妊娠悪阻に対する糖質輸液療法を行う際、必ず加えるべきなのはどれか。
日齢0の新生児。常位胎盤早期剥離のため緊急帝王切開で出生した。在胎40週、出生体重3,285gであった。出生直後は啼泣がなく、刺激によって30秒後から不規則な呼吸が出現したが、微弱であったため1分過ぎからマスク持続気道陽圧呼吸を開始した。脈拍は出生直後70~80/分であったが、1分後には100/分以上となった。出生時から筋緊張は正常より低下し全身は蒼白であったが、1分半後から刺激に対して反応が見ら…
妊娠初期の性器出血の原因として正しいのはどれか。
38歳の初妊婦(1妊0産)。発熱、悪寒および腹部緊満を主訴に来院した。妊娠30週。妊娠経過は順調で胎児の発育も問題ないと言われていた。既往歴に特記すべきことはない。意識は清明。身長161cm、体重60kg。体温38.8℃。脈拍96/分、整。血圧120/74mmHg。呼吸数20/分。胎児心拍数陣痛図で頻脈を認めるが基線細変動は中等度、一過性頻脈を認めるが一過性徐脈は認めなかった。尿所見:色調は黄色、…
33歳の女性。2日前に市販のキットで尿妊娠反応が陽性であったため来院した。最終月経は7週前、月経周期は30~45日である。3年前に糖尿病と診断され、半年前からは自宅近くの診療所でインスリン治療を受けている。内診で子宮は鵞卵大で付属器は触れない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、ケトン体(-)。血液生化学所見:血糖90mg/dL、HbA1c…
双胎妊娠で胎盤と数が一致するのはどれか。
頭位正常分娩の分娩第1期の内診で触れないのはどれか。
41 歳の初産婦。妊娠 39 週日に全身けいれんのため救急車で搬入された。来院時にはけいれんは消失していた。意識レベルは JCSⅠ-1。心拍数 90/分、整。血圧 190/120 mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 97 %(room air)。全身に浮腫を認める。尿所見:蛋白3+。硫酸マグネシウムの持続静注を開始した後に撮影された頭部MRI の FLAIR 像を別に示す。適切な治療はどれか。
23 歳の女性。全身倦怠感を主訴に受診した。2週前に市販の妊娠検査薬が陽性となり来院し、子宮内に胎囊と 10 mm の胎芽を認めた。10 日前から悪心を自覚し、週前から嘔吐を繰り返し、食事がほとんど摂取できていないという。性器出血や下腹部痛の訴えはない。意識は清明。身長 155 cm、体重 50 kg。妊娠前の体重は 54 kg であった。体温 37.1 ℃。脈拍 84/分、整。血圧 122/68…
38 歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠 34 週に激しい腹痛と性器出血のため救急車で搬入された。これまでの妊娠経過は順調であったが、妊娠 33 週の妊婦健康診査で両下腿の浮腫と尿蛋白、軽度の血圧上昇を指摘されていた。喫煙は、妊娠前は 20本/日であったが、妊娠後は5本/日に減らしている。体温 36.9 ℃。心拍数 72/分、整。血圧 170/90…
帝王切開の絶対的適応となるのはどれか。
妊娠 37 週の胎児および胎児付属物と正常な所見の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
胎児発育について正しいのはどれか。
妊娠末期の経腟分娩において、子宮収縮は良好であるものの胎盤娩出後も多量の性器出血が持続する場合、最も考えられるのはどれか。
分娩開始と判断する所見はどれか。2つ選べ。
32歳の女性。流産を繰り返すことを主訴に来院した。これまでに3回妊娠したが、いずれも胎児心拍確認後、妊娠12週、21週、17週で心拍が消失し流産した。3年前に左下肢血栓症で治療を受けた。子宮と卵巣とに異常を認めない。甲状腺ホルモンと下垂体ホルモンとに異常を認めない。月経周期は28日、基礎体温は2相性、高温相は14日間である。血液検査では、APTT 52.0 秒(基準対照…
妊娠 37 週0日の妊婦に行った胎児心拍数陣痛図を別に示す。認められる所見はどれか。2つ選べ。
双胎妊娠の超音波検査の結果を別に示す。 2絨毛膜2羊膜性双胎と判断できるのはどれか。2つ選べ。
31歳の1回経産婦。妊娠 32 週日。性器出血を主訴に妊婦健康診査を受けてい る周産期母子医療センターに来院した。10 日ほど前にも少量の性器出血があり、3日間の自宅安静で軽快したという。本日自宅で夕食作りをしていたとき、突然、性器出血があり、慌てて受診した。第1子を妊娠 38 週で正常分娩している。体温 36.5 ℃。脈拍 88/分、整。血圧 102/62…
妊娠10週の経腟超音波検査で診断できるのはどれか。
28歳の女性。挙児を希望して来院した。月経周期は30日型、持続は5日間。避妊せずに3か月経ったが妊娠しなかったため来院した。内診で子宮と卵巣とに異常を認めない。Douglas 窩に異常を認めない。基礎体温は 2相性である。この時点で適切な説明はどれか。
不均衡型の胎児発育不全で、慢性の低酸素血症のために相対的に血流増加がみられる組織はどれか。2つ選べ。
38歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠 34 週に心窩部痛および悪心を主訴に来院した。既往歴に特記すべきことはなく、これまでの妊婦健康診査で異常は指摘されていなかった。胎動は自覚しており、性器出血は認められない。体温 36.5 ℃。脈拍 100/分、整。血圧 140/90 mmHg。心窩部に圧痛を認める。子宮は軟で圧痛を認めない。下腿に浮腫を認める。優先度の低い検査はどれか。
胎児の超音波断層像を別に示す。胎児推定体重を測定する際に用いるのはどれか。3つ選べ。
37歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠26週。血糖値の異常を指摘され紹介受診した。妊娠初期から妊婦健康診査を受けていた。妊娠24週時に施行された50gブドウ糖負荷試験で血糖値156mg/dLであったため精査のため紹介となった。既往歴に特記すべきものはない。身長156cm、体重75kg(非妊時69kg)。体温37.0℃。脈拍76/分、整。血圧122/76mmHg。呼吸数18/分。尿蛋白(̠₋)、尿(±)…
30歳の初産婦。妊娠 33 週 0 日に破水感を主訴に来院した。これまでの妊娠経過に異常はなかった。心拍数 80/分、整。血圧 110/70 mmHg。腟内に貯留した羊水は透明で、児は第1頭位、不規則な子宮収縮を認める。妊娠継続の可否を決定する上で、有用性が低いのはどれか。
36 歳の経産婦(2妊1産) 。破水感を主訴に来院した。これまでの妊婦健康診査で異常は指摘されていないという。妊娠 37 週5日、起床時に破水感を自覚し受診した。33 歳時に妊娠 39 週3日での自然経腟分娩歴があり、児の発達に異常は認めない。体温 36.9 ℃。脈拍 84/分、整。血圧 132/78 mmHg。呼吸数 20/分。内診にて子宮口は1cm 開大、展退 30…
生後1か月の健康診査で経過観察として良いのはどれか。2つ選べ。
正常な胎児付属物について正しいのはどれか。2つ選べ。
ヒト免疫グロブリンとその特徴の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
出生直後の新生児。妊娠 36 週までの妊婦健康診査では児の発育は順調であった が、妊娠 37 週2日に母親に下腹部痛と性器出血が出現し、胎児心拍数陣痛図で遅発一過性徐脈を繰り返し認めたため緊急帝王切開で出生した。心拍数 60/分。出生時から自発呼吸がなく、全身にチアノーゼを認める。刺激をしても反応がなく、全身がだらりとしている。娩出後 30…
妊娠37週の胎児心拍数陣痛図を別に示す。 認められる所見はどれか。2つ選べ。
38 歳の初産婦。妊娠 34 週の妊婦健康診査のため来院した。腹部超音波検査で胎児推定体重は 1,500 g、羊水ポケットは 5cm、胎児の小脳低形成、心室中隔欠損、手関節屈曲および手指の重なりを認める。この児に疑うべき疾患はどれか。
35 歳の初妊婦(1妊0産)。初回妊婦健康診査のため妊娠11週2日に来院した。無月経を主訴に3週間前に受診し、子宮内に妊娠8週相当の胎児を認め妊娠と診断された。初期血液検査の説明として適切なのはどれか。
胎児期から出生直後にかけての循環生理で正しいのはどれか。2つ選べ。
母子保健法に基づいて行われるのはどれか。2つ選べ。
30歳の1回経産婦。妊娠28週の妊婦健康診査のため来院した。3週前に幼稚園に通う4歳の息子に皮疹が出現したため、かかりつけ医を受診したところ頬部の紅斑と手足のレース様紅斑とを認めると言われた。幼稚園では同じ疾患が流行していた。超音波検査で、児の発育は正常であるものの胎児に胸水と皮下浮腫とを認めた。 血流速度計測を行うべき胎児血管はどれか。
32歳の初妊婦。甲状腺機能の検査を希望して来院した。妊娠10週ころから動悸を感じ、妊娠12週で甲状腺機能異常を認めたため紹介されて受診した。甲状腺はびまん性に軽度腫大し、TSH 0.02μU/mL(基準0.2~4.0)、FT4 3.2ng/dL(基準0.8~2.2)であった。またヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)は200,000 mIU/mL(基準16,000~160,000)であった。…
25歳の女性。妊娠12週の初産婦(1妊0産)。本日朝から性器出血があり完全流産となった。妊娠初期検査で、血液型はO型RhD(-)、間接Coombs試験は陰性。本日の対応として優先すべきなのはどれか。
30歳の初妊婦。妊娠35週。胎動減少を主訴に来院した。妊娠33週までの妊婦健康診査では特に異常を認めなかった。10日前から持病の腰痛のため毎日非ステロイド性抗炎症薬を含有した市販薬(貼付薬と内服薬)を使用していた。昨日から胎動が少ないという。胎児心拍数陣痛図では胎児心拍数基線は140/分で正常な基線細変動を認めるが、一過性頻脈は認めない。腹部超音波検査を開始したが、胎盤や羊水量に異常を認めない。…
28歳の初妊婦。妊娠28週。前期破水のため入院中である。妊娠24週に水様帯下を自覚して受診し、前期破水の診断で入院となった。入院後安静を続けて経過観察したが、水様帯下は持続している。本日の血液検査の結果は白血球8,900、CRP…
34歳の初産婦。妊娠39週5日に破水感を主訴に来院した。これまでの妊娠経過に異常はなかった。午前7時に破水感を自覚したため午前8時に受診した。内診所見で、子宮口は3cm 開大、卵膜を触知せず、児頭下降度は SP-1 cm である。腟内に貯留した羊水に混濁を認めない。入院後、午前9時に陣痛が発来した。経過のパルトグラムと午後4時時点の胎児心拍数陣痛図とを別に示す。午後4時時点での適切な対応はどれか。
32歳の女性。市販の妊娠検査薬で陽性となったため来院した。 月経周期は20日~60日と不規則で、最終月経開始日は受診日の10週前であった。基礎体温は記録していない。既往歴に特記すべきことはなかった。腟鏡診にて性器出血は認めない。経腟超音波検査にて子宮内に胎児を認め、頭殿長〈CRL〉は14mm(8週0日相当)、胎児心拍数は180bpmであった。 妊婦に対する説明で、正しいのはどれか。
24 歳の初妊婦。妊娠 38 週3日に陣痛発来のため入院した。これまでの妊娠経過は順調であった。入院後、陣痛は次第に増強し、陣痛発来後8時間で 2,960 g の女児を分娩した。Apgar スコアは 10 点(5分)であった。児娩出後 30 分が経過したが、胎盤が娩出されず、用手剝離で娩出させた。処置中に性器出血が増量し、胎盤娩出までの出血量は 1,200 mL となった。意識は清明。心拍数…
27歳の女性。4日前から悪心が出現したため来院した。嘔吐はなく食事摂取はなんとか可能であるという。最終月経は 6週前、月経周期は28~35日型、整。皮膚と口腔粘膜は乾燥していない。尿所見:比重1.014、蛋白(-)、糖(-)、ケトン体(-)。尿妊娠反応陽性。経腟超音波検査で子宮内に胎嚢を認める。 悪心への対応に関する妊婦への説明で適切なのはどれか。
28 歳の初産婦。産褥2日で入院中である。妊娠 39週2日に陣痛発来したが、分娩停止のため緊急帝王切開が行われた。この患者の身体所見で直ちに精密検査が必要なのはどれか。
41歳の初産婦。妊娠41週2日に陣痛発来のため来院した。妊娠前から高血圧症があり、妊娠中もメチルドパを内服していた。胎児発育は順調で、3日前の妊婦健康診査での胎児推定体重は2,750gであった。身長154cm、体重61kg。体温37.0℃。脈拍84/分、整。血圧142/86mmHg。尿所見:蛋白(±)…
34歳の初産婦(1妊0産)。妊娠37週6日の午前0時に破水感があり、午前1時に受診した。妊婦健康診査は妊娠8週から受けており、特に異常は指摘されていない。来院時、羊水の流出を認め、混濁はなかった。内診で子宮口は3cm 開大していた。その後の分娩経過記録を以下に示す。午前3時:子宮収縮は10分間隔、子宮口は5cm開大。午前10時:子宮口は全開大。午前11時:2,850 g…
34歳の初産婦(1妊0産)。妊娠39週4日の午前6時に陣痛発来のため入院した。これまでの妊娠経過は順調であった。午後4時に子宮口は全開大した。午後6時50分に破水し、内診で児頭下降度は SP +4cm、0時方向に小泉門を触知した。この時点での胎児心拍数陣痛図を別に示す。対応として最も適切なのはどれか。
32歳の女性。産後1か月の健康診査のため来院した。常勤の病棟看護師として勤務している。妊娠が判明した時点で、勤務先から非常勤の外来専属看護師になるように繰り返し強く求められたが断った。妊娠9週につわりが出現し、勤務を緩和してもらうよう医師から指導を受け、勤務時間が短縮された。妊娠23週までは…
28歳の初産婦(1妊0産) 。妊娠38週4日に自然陣痛初来後、順調に経過し、経腟分娩となった。分娩経過に異常は認めず、分娩後の出血量も少量で子宮収縮は良好である。児は 3,240 g の男児で新生児経過に異常はない。既往歴に統合失調症があり、24 歳から複数の抗精神病薬を内服している。そのため、児への母乳栄養は希望していない。乳汁分泌抑制のために投与する薬剤として正しいのはどれか。
36 歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠33週に、倦怠感と口渇のため受診した。現病歴:妊娠前のBMIは20.8であった。これまで毎年受けている健診で異常を指摘されたことはない。妊娠 18 週で尿糖陽性を指摘されたが、その後妊婦健康診査に行かなくなった。妊娠 25 週で全身倦怠感が出現した。2日前から倦怠感が増悪し、口渇が出現した。
28歳の女性。妊娠に関する相談のため来院した。3年前から全身性エリテマトーデスで自宅近くの医療機関に通院しており、副腎皮質ステロイドの内服で、病状は1年以上前から安定している。近い将来、妊娠を希望しており相談のため紹介されて受診した。体温 36.5 ℃。脈拍 68/分、整。血圧 108/62…
35歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠33週6日。妊婦健康診査のため来院した。これまでの妊娠経過に異常を認めていなかった。脈拍 96/分、整。血圧 126/68 mmHg。尿所見:蛋白(-) 、糖(ー) 。子宮底長 29 cm、腹囲 94 cm。内診で子宮口は閉鎖している。胎児推定体重 2,120 g、羊水指数18…
42歳の初妊婦。妊娠31週5日。羊水過多のため精査目的で紹介されて来院した。超音波検査で胎児推定体重1,250g、羊水指数(AFI)28.5cm(基準5~25)であり、胎児に房室中隔欠損を認め、心内膜床欠損症が疑われた。胎児の腹部超音波像を別に示す。 最も考えられる胎児の疾患はどれか。
28 歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠 12 週に妊婦健康診査のため来院した。妊娠8週に妊娠のため受診し、妊娠初期血液検査を受けた。以後、悪阻や性器出血等の症状はない。生来健康である。母が B 型肝炎ウイルスのキャリアであるという。身長156 cm、体重 55 kg。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。腹部超音波検査で胎児に異常を認めない。4週前の血液検査で HBs 抗原陽性、HBe…
20歳の女性。昨日、第1子を分娩し入院中である。搾乳した母乳が白色ではなく、淡黄色であることを心配している。妊娠40週3日、2,800gの女児を正常経腟分娩した。家族歴と既往歴とに特記すべきことはない。発熱はない。乳房に発赤や圧痛はない。明らかな腫瘤を触知しない。 説明として適切なのはどれか。
28 歳の初産婦(1妊0産) 。妊娠 40 週0日午前0時に破水感があり、規則的な子宮収縮が出現したため、午前1時に来院した。妊婦健康診査で特に異常は指摘されていなかった。来院時、児は第1頭位で胎児心拍数は正常、腟鏡診にて羊水流出を認め、内診で子宮口は3cm 開大していた。午前5時、子宮収縮は5分間隔、内診で子宮口は6cm 開大、児頭下降度は…
23歳の初産婦。妊娠 38 週日に陣痛発来のため入院した。これまでの妊娠経過は順調であった。午後0時に10分間隔の規則的な腹痛を自覚して受診した。来院時の内診で子宮口は3cm開大、児頭下降度はSP±0cm、卵膜を触知した。経過観察をしていたところ午後3時に破水し、内診で子宮口は5cm 開大、児頭下降度 は…
31 歳の初妊婦。妊娠 10 週。妊婦健康診査で HBs 抗原陽性、HBe 抗原陰性が判明した。正しいのはどれか。
28歳の初産婦。妊娠39週0日に陣痛発来のため入院した。これまでの妊娠経過に異常はなかった。入院時の内診で子宮口は3cm開大、展退度は50%、児頭下降度はSP-2cm、硬さは中等硬、位置は後方である。この患者のBishopスコアはどれか。
36歳の初産婦。妊娠29週。胎動減少を主訴に来院した。妊娠初期の血液検査で抗D抗体陽性(抗体価16倍)だったため経過観察されていた。妊娠27週の時点で抗 D 抗体が 1,024 倍であったが胎児超音波検査で異常を認めなかった。16年前、妊娠初期に人工妊娠中絶手術を受けている。輸血歴はない。胎児心拍数陣痛図を別に示す。対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
34歳の初産婦。妊娠38週5日に陣痛発来のため入院した。これまでの妊娠経過は順調であった。午前時に10分周期の痛みを伴う規則的な子宮収縮が始まったため、午前6時30分に受診した。来院時の内診所見で子宮口は4cm開大、卵膜を触知し、児頭下降度は SP+1 cm、3時方向に小泉門を触知した。Leopold…
卵膜の構成について母体側から胎児側の順で正しいのはどれか。
出生直後の新生児。在胎 38 週 3 日で常位胎盤早期剝離と診断され、緊急帝王切開で出生した。Apgar スコアは 0点(1分)であり、直ちに蘇生を開始した。Apgarスコアの項目で最初に 1 点以上になるのはどれか。
日齢0の新生児。在胎39週3日、自然分娩で出生した。出生時啼泣はなく皮膚刺激を行ったが無呼吸のためバッグバルブマスクで換気を開始した。生後2分で自発呼吸が出現したため換気を中止した。生後5分の時点では全身にチアノーゼを認めた。心拍数 140/分。呼吸数 70/分。鼻腔内吸引によって強い咳嗽反射が出現した。手足をバタバタ動かしている。生後5分の Apgar スコアはどれか。
日齢0の新生児。経腟分娩で出生した。在胎39週3日、出生体重は 3,160 g で あった。分娩中に胎児心拍数陣痛図で遷延一過性徐脈が繰り返し出現していた。出生1分後の時点では全身にチアノーゼを認め、心拍数 80/分、呼吸は不規則であった。刺激に対して顔をしかめるが全身がだらりとしていた。バッグバルブマスクを使って蘇生を行ったところ、出生5分後までに全身がピンク色になり、心拍数…
25 歳の初妊婦(1妊0産) 。妊娠 34 週4日に周産期管理のため、自宅近くの産科診療所から紹介されて来院した。既往歴、家族歴に特記すべきことはない。身長160 cm、体重 59 kg。体温 36.6 ℃。脈拍 80/分、整。血圧 120/72 mmHg。内診時の帯下では BTB 試験紙の色の変化はなかった。腹部超音波検査で胎児は頭位で、推定体重は 2,050 g、羊水指数は 3.8 cm…
妊娠34週1日の初妊婦(1妊0産)。胎動減少を主訴に来院した。2日前の妊婦健診では特に異常は指摘されなかったが、昨日から胎動の減少を自覚しており、心配になって受診した。下腹部痛や子宮収縮の自覚はなく、性器出血や破水感の訴えもない。脈拍 72/分、整。血圧 124/72 mmHg。呼吸数 18/分。来院後に施行した胎児心拍数陣痛図を別に示す。胎児の状態を評価するためにまず測定すべきなのはどれか。
40歳の初妊婦(1妊0産)。尿糖が陽性であったため、自宅近くの産科診療所から紹介され受診した。現在、妊娠 30 週。家族歴、既往歴に特記すべきことはない。身長 160 cm、体重 62 kg(妊娠前体重 55 kg)。体温 36.7 ℃。脈拍 88/分、整。血圧 110/80 mmHg。経口グルコース負荷試験<75 g OGTT>:負荷前値:90 mg/dL、 時間値:190 mg/dL、…
34歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠32週0日。下腹部痛と性器出血を主訴に来院した。数日前から軽度の下腹部痛があり様子をみていたが、本日朝に少量の性器出血があったため受診した。妊娠30週5日に行われた前回の妊婦健康診査までは、特に異常を指摘されていなかった。来院時の腟鏡診で淡血性の帯下を少量認めた。内診で子宮口は閉鎖していた。腹部超音波検査では胎児は頭位で形態異常はなく、推定体重は 1,850…
21歳の初妊婦。妊娠37週の妊婦健康診査のため来院した。妊娠12週の妊婦初期検査でHCV抗体陽性と判定された。その後に行われた肝機能検査は正常で、リアルタイムPCR法によるHCV-RNA定量検査では「検出せず」と判定された。妊娠36週までの妊娠経過に異常を認めない。 分娩前の説明として正しいのはどれか。
40歳の経産婦(6妊5産)。妊娠34週3日に胎動消失を主訴に来院した。妊娠経過は順調であったが、妊娠30週の妊婦健康診査後、多忙と経済的理由のため受診していなかった。これまで計5回の経腟自然分娩の既往がある。身長152cm、体重62kg。体温36.8℃。脈拍84/分、整。血圧116/72mmHg。子宮収縮は認められなかった。腹部超音波検査を施行したところ、胎児心拍を認めなかった。推定胎児体重は1,…
32歳の女性。1回経産婦。妊娠中の血糖管理のため紹介されて来院した。自宅近くの産婦人科医院で妊娠の管理中であったが、妊娠26週に測定された血糖が172mg/dLであり、75g経口ブドウ糖負荷試験を施行され妊娠糖尿病と診断された。既往歴に特記すべきことはない。家族歴は母が2型糖尿病で治療中である。妊娠前から飲酒歴と喫煙歴はない。身長160cm、体重71kg(非妊時68kg)。身体所見に異常を認めない…
40歳の経産婦(4妊3産)。妊娠14週、下腹部痛と性器出血を主訴に来院した。腟鏡診で腟内に胎胞を認めたため入院した。入院後腹痛が増強し、胎嚢に包まれた状態で児を娩出した。児の体重は60gであった。 診断と死産届の組合せで正しいのはどれか。
24歳の女性。無月経を主訴に来院した。最終月経から2か月以上次の月経が来ないため、妊娠したと考え受診した。月経周期は 28〜56 日、不整。子宮は前傾前屈、超鵞卵大、軟。尿妊娠反応陽性。双胎妊娠と診断した。経腟超音波像を示す。女性への説明として正しいのはどれか。2つ選べ。
35歳の経産婦(3妊2産)。妊娠33週に周産期管理目的で、自宅近くの産科診療所から紹介され受診した。既往歴は、30歳時および32歳時に、それぞれ骨盤位および既往帝王切開の適応で選択的帝王切開。身長 156 cm、体重 56 kg 妊娠前体重 48 kg 。体温 36.8 ℃。脈拍 84/分、整。血圧 108/76…
35 歳の初産婦。妊娠 33 週 3 日に胎動減少と規則的な下腹部痛とを主訴に来院した。これまでの妊婦健康診査では特に異常を認めなかった。超音波検査で胎児推定体重は 1,988 g、羊水ポケット 1 cm、胎盤は子宮前壁に付着し、臍帯は胎盤辺縁に付着している。臍帯頸部巻絡を1回認める。内診所見で子宮口は 6…
28歳の初妊婦。妊娠 24 週に急激な腹囲の増大と体重増加とを主訴に来院した。妊娠初期の超音波検査で1絨毛膜2羊膜性双胎と診断されている。来院時、子宮頸管長は 40 mm であった。超音波検査で両児間の推定体重に差を認めない。第1児の最大羊水深度を計測した超音波像と両児間の隔壁を示す超音波像とを別に示す。この第1児について正しいのはどれか。3つ選べ。
36歳の初産婦。妊娠38週3日に陣痛発来のため入院した。これまでの妊娠経過で異常を認めていなかった。血圧 128/68 mmHg。児は頭位。内診所見で子宮口は4cm 開大。胎児心拍数陣痛図で5分周期の子宮収縮を認め、胎児心拍数波形に異常を認めない。入院4時間後、陣痛は2分間隔となった。内診で子宮口は9%cm 開大、内診時に自然破水した。胎児心拍数陣痛図で胎児心拍数基線は…