46歳の女性。本日未明、左の側腹部から背部にかけての激しい痛みを主訴に来院した。3年前にも同様の症状があったが、自然軽快した。家族歴に特記すべきことはない。

意識は清明。身長 158 cm、体重 58 kg。体温 36.3 ℃。脈拍 80/分、整。血圧 122/86 mmHg。呼吸数20/分。顔色は蒼白で悪心を訴える。腹部は平坦で、反跳痛を認めない。左の肋骨脊柱角に叩打痛を認める。

尿所見:蛋白(−)、糖(−)、ケトン体(−)、潜血+、沈渣に赤血球 10~19/HPF、白血球 1~4/HPFを認める。血液所見:赤血球434万、Hb 13.8 g/dL、Ht 42%、白血球 9,600、血小板 21万。血液生化学所見:総蛋白 7.0 g/dL、アルブミン3.8 g/dL、総ビリルビン 0.9 mg/dL、AST 30 U/L、ALT 28 U/L、LD 179 U/L(基準 120~245)、尿素窒素 20 mg/dL、クレアチニン 1.0 mg/dL、尿酸 6.6 mg/dL、血糖 98 mg/dL、Na 139 mEq/L、K 4.2 mEq/L、Cl 98 mEq/L、Ca 9.1 mg/dL。腹部エックス線写真(臥位)を別に示す。

この患者への再発予防に関する説明で適切なのはどれか。

a. 「塩分摂取が有効です」

b. 「脂肪摂取が有効です」

c. 「クエン酸摂取が有効です」

d. 「アルコール摂取が有効です」

e. 「ビタミンD摂取が有効です」

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)