問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
17 歳の男子。頸部の違和感を主訴に来院した。部活動のサッカー中にボールで前胸部を強打し、その後しばらくして違和感を自覚した。生来健康である。
意識は清明。 体温 36.4 ℃。 脈拍 80/分、 整。 血圧 118/64 mmHg。 呼吸数 16/分。SpO₂ 98 %(room air)。頸部に握雪感あり。肉眼上皮膚に異常を認めない。呼吸音に異常を認めない。胸部単純 CTを別に示す。
治療として適切なのはどれか。
a. 入院安静
b. 胸腔ドレナージ
c. 縦隔ドレナージ
d. 気管支拡張薬投与
e. 副腎皮質ステロイド投与
外傷による縦隔気腫の症例。安静を。