22 歳の男性。交通外傷のため救急車で搬入された。

現病歴 :高速道路で乗用車運転中にガードレールに衝突した。乗用車は前方部分が大破し、エアバッグが作動していた。救急隊の観察結果から、搬送先の医師により酸素投与、静脈路確保および大量輸液が指示され、病院へ搬送された。

生活歴 :大学生。アレルギー歴はない。

現症 :意識は JCSⅡ-10。身長 172 cm、体重 62 kg。体温 35.1 ℃。心拍数112/分、整。血圧 98/62 mmHg。呼吸数 28/分。SpO₂ 90 %(リザーバー付マスク10 L/分 酸素投与下)。前額部に挫創を認める。眼瞼結膜はやや貧血様である。口周囲に吐物が付着している。発声は可能で気道は開通している。頸静脈の怒張と頸部気管の右側偏位を認める。左胸部において、視診で胸郭膨隆、触診で握雪感、打診で鼓音および聴診で呼吸音の消失を認める。上肢に冷汗、手掌に湿潤を認める。


最も優先すべき処置はどれか。

a. 気管挿管

b. 胸腔穿刺

c. 昇圧薬投与

d. 赤血球輸血

e. 中心静脈カテーテル留置

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呼吸状態と循環状態が安定したため全身 CT を施行したところ、前頭蓋底骨折、 外傷性クモ膜下出血、多発肋骨骨折および腸管の拡張を認めた。

胃内減圧を目的とした胃管挿入の手順で誤っているのはどれか。

a. 仰臥位のまま挿入する。

b. 鼻から挿入する。

c. 抵抗に注意しながら挿入する。

d. 吸引して胃内容物を確認する。

e. 胸部エックス線写真で位置を確認する。

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システム設計・解説記入:米澤 昌紘(X : @leknyan
(医師/日本橋内科クリニック院長)