問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
a. 舌下投与
b. 皮下注射
c. 筋肉注射
d. 急速静注
e. 持続静注
投与方法で適切なのは「d. 急速静注」である。
アデノシン三リン酸(ATP)は、上室性頻脈(PSVT)を停止させるために使用される薬剤であり、その効果を発揮するためには急速静脈注射(急速静注)が必要である。急速静注により、薬剤が迅速に心臓に到達し、アデノシン受容体を刺激して心房および房室結節での電気活動を一時的に停止させ、正常なリズムを再確立することができる。