75 歳の女性。1 か月前に骨転移を伴う進行肺小細胞癌と診断された。薬物による抗癌治療などの積極的な治療は実施せず、家で穏やかに過ごしたいという本人の希望で在宅療養している。患者は月に 2 回の訪問診療を受け、癌性疼痛緩和目的で数種類の内服薬を服用している。独居だが自宅では自立的な生活を維持している。
本日、担当医が定期の訪問診療に訪れたところ患者から「市販のサプリメントを服用したい」と強い申し出があった。

対応で誤っているのはどれか。

a. 患者の思いを丁寧に聞く。

b. 医療チームで情報共有する。

c. 費用負担について確認する。

d. この患者への診療をさし控える。

e. サプリメントに関する医療情報を収集する。

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)