11 歳の男児。学校に行けないことを主訴に父親に連れられて来院した。乳幼児期の発達は順調だった。就学時から文字を書くことが苦手だったが、ひらがなとカタカナは書けており、成績も中等度を保っていた。小学 3 年生から漢字の書き取りのミスが目立つようになり、何度学習しても習得できなかった。黒板を書き写すのに時間がかかるため、最近は授業についていけなくなり、次第に登校できない日が増えている。友人関係におけるトラブルはない。

診断はどれか。

a. 知的発達障害

b. 限局性学習障害

c. 自閉スペクトラム症

d. 注意欠如多動性障害

e. 発達性協調運動障害

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)