78歳の男性。2日後の胃癌の手術のため入院中である。主治医が両手の皮疹に気付いた。本人に聞くと、1か月前から痒みが強く、市販の止痒薬を外用していたが軽快しなかったという。他の部位に皮疹はない。左手の写真と鱗屑の苛性カリ〈KOH〉直接鏡検標本とを別に示す。
皮疹に対する治療のほかに、対応として適切なのはどれか。
a. 手術を延期する。
b. 病室を閉鎖する。
c. 衣類を熱湯消毒する。
d. 病室に殺虫剤を散布する。
e. 接触した職員の皮疹の有無を確認する。
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システム設計・解説記入:米澤 昌紘(X : @leknyan)
(医師/日本橋内科クリニック院長)