妊娠悪阻に対する糖質輸液療法を行う際、必ず加えるべきなのはどれか。
妊娠中の深部静脈血栓症の原因として最も注意すべきなのはどれか。
23 歳の女性。全身倦怠感を主訴に受診した。2週前に市販の妊娠検査薬が陽性となり来院し、子宮内に胎囊と 10 mm の胎芽を認めた。10 日前から悪心を自覚し、週前から嘔吐を繰り返し、食事がほとんど摂取できていないという。性器出血や下腹部痛の訴えはない。
36歳の女性。悪心と嘔吐とを主訴に来院した。1週間前から微熱、悪心および全身倦怠感を自覚していた。今朝一回嘔吐した。既往歴に特記すべきことはない。月経周期 30〜60 日、不整。最終月経は記憶していない。3週間前に市販のキットで実施した妊娠反応は陰性であったという。母親は糖尿病で治療を受けている。
27歳の女性。4日前から悪心が出現したため来院した。嘔吐はなく食事摂取はなんとか可能であるという。最終月経は 6週前、月経周期は28~35日型、整。皮膚と口腔粘膜は乾燥していない。尿所見:比重1.014、蛋白(-)、糖(-)、ケトン体(-)。尿妊娠反応陽性。経腟超音波検査で子宮内に胎嚢を認める。 悪心への対応に関する妊婦への説明で適切なのはどれか。
28歳の初妊婦。妊娠 10 週で悪心と嘔吐とを主訴に来院した。妊娠 7 週ごろから悪心と嘔吐とが出現し次第に悪化してきた。1 週間前からは経口摂取が困難になり、2 日前から自力歩行が困難となったため夫に支えられて来院した。既往歴に特記すべきことはない。