身体依存が最も形成されやすいのはどれか。
逆耐性現象を示す精神病症状をきたすのはどれか。
アルコール依存症でみられる神経学的所見のうち、小脳失調の所見はどれか。
身体依存が形成される薬物はどれか。2つ選べ。
55歳の男性。腰痛を主訴に夜間外来を受診した。今朝から持病の腰痛が増悪し、市販の鎮痛薬を3回内服しても改善しないため受診した。「以前から指摘されている腰椎の椎間板ヘルニアによる痛みだと思う。痛みが取れないと仕事ができない」と訴えている。
逆耐性現象を示すのはどれか。
33歳の男性。3か月前から欠勤が増え、職場でアルコール臭を指摘された。産業医の勧めで精神科を受診したところ、アルコール依存症と診断された。診察時、「仕事が忙しく気分が落ち込むため飲酒量が増えた。飲みすぎといわれたので3日前から断酒した」という。手指の震えと発汗を認める。この患者で正しいのはどれか。
57歳の男性。食欲不振と肝機能障害のために入院中である。20歳台から連日日本酒3合を飲んでいたが、仕事に支障をきたすことはなかった。3年前から飲酒量がさらに増加し、毎日5合以上飲むようになった。1週間前から全身倦怠感を自覚し、仕事を休み始めた。それでも飲酒を続けていたが、3日前に著しい食欲不振で食事を摂れなくなったため外来受診し、血液検査で肝機能障害が認められて入院することになった。