医療面接において解釈モデルを尋ねる目的として正しいのはどれか。
他の医療機関の治療で症状が改善しない患者が受診した。医療面接で解釈モデルを尋ねているのはどれか。
52歳の女性。耳鳴りを主訴に夫に伴われて来院した。現病歴:2か月前から毎晩就寝時に心臓の鼓動が耳や頭の中でドクドクと響くように感じ、次第に寝付けなくなった。耳鼻咽喉科を受診したところ「耳鏡検査や聴力検査に異常はないので様子をみるように」と説明された。その後も改善がみられないため脳神経外科を受診したが「診察で神経学的所見に異常はなく脳血管障害の可能性は低いので再診は必要ない」と説明された。
40歳の女性。動悸を主訴に来院した。現病歴:2か月前から動悸を自覚している。当初は、買い物などで荷物を持って5分ほど歩くと動悸を感じていた。10日前から家事で少し動いても動悸を感じるようになった。友人に話したところ、病院を受診した方が良いと言われた。動悸の性状は、脈が速くなる感じである。症状は徐々に強くなっていて、このままだとさらに悪化するのではないかと思っている。