A君(2か月、男児)は、1か月児健康診査で尿道下裂の疑いを指摘され、小児科を受診した。検査の結果、遠位型尿道下裂と診断された。主治医から母親に対し、体重の増加を待ち1歳前後で尿道形成術を行う必要性について説明があった。母親から看護師に対し「手術を受けるまでの間、どう過ごしたらよいですか」と質問があった。


看護師の説明で適切なのはどれか。

1. 「尿量を計測してください」

2. 「手術まで外来の受診はありません」

3. 「予防接種の時期は主治医と相談してください」

4. 「オムツを交換するたびに尿道口を消毒してください」

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A君は1歳3か月になり、尿道形成術を行うために入院した。手術当日、点滴静脈内注射による持続点滴と尿道カテーテルが挿入された状態で帰室した。創部の陰茎全体はガーゼとフィルムドレッシング材で保護されていた。手術翌日、ガーゼに茶褐色の血液が付着していた。創部が排便で汚染されており、ガーゼを外すと創部に軽度腫脹がみられているが膿の付着はない。尿道カテーテルの周囲から尿が漏れていた。A君は「ママ」と言い不機嫌に泣いている。体温 37.0 ℃、呼吸数 28/分、 脈拍 120/分、血圧 100/58 mmHg であった。

この時点のA君の状態として最も可能性が高いのはどれか。

1. 創部痛はない。

2. 出血が続いている。

3. 創部の感染を起こしている。

4. 尿道カテーテルが閉塞している。

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A君は、手術を受けて1週が経過した。全身状態が安定したため、尿道カテーテルが抜去された。医師から母親に「3日間、経過を観察し、問題がなければ退院で きます。退院1か月後に外来を受診してください」と説明があった。退院から外来受診までの日常生活の留意点に関して看護師が母親へ指導することになった。

指導で適切なのはどれか。

1. 「水分は控えましょう」

2. 「入浴は避けましょう」

3. 「1日1回導尿をしましょう」

4. 「腹ばいの姿勢は避けましょう」

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