Aさん(70 歳、男性)は、妻と長男との3人暮らしである。左被殻出血で入院し、歩行訓練および言語訓練のリハビリテーションを行い自宅に退院した。退院時の検査所見は、HDL コレステロール 40 mg/dL、LDL コレステロール 140 mg/dL、トリグリセリド 150 mg/dL であった。退院後、週1回の訪問看護を利用することになった。

初回の訪問時、血圧は降圧薬の内服で 130/80 mmHg であった。右片麻痺、麻痺側の感覚障害、運動性失語があり、一本杖や手すりを利用して自宅内を移動していた。Aさん宅は、酒屋を自営しており、1階は店舗、トイレおよび浴室、2階に居室がある。各階の移動は手すりのあるらせん状階段のみで、階段昇降機の取り付けは構造上できない。Aさんは「店に出て親しい客に会うのが楽しみだ」と話した。

訪問看護計画に取り入れる内容で最も優先度が高いのはどれか。

1. 言語訓練

2. 食事指導

3. 内服薬の管理

4. 排便コントロール

5. 階段を昇降する練習

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