A さん(34 歳、経産婦)は、夫(35 歳)と長男の B 君(3歳)との3人暮らし。これまでの妊娠経過に異常はなかった。20 時に体重 3,150 g の男児を正常分娩した。分娩所要時間は時間 30 分、分娩時出血量は 480 mL であった。第1度会陰裂傷のため、縫合術を受けた。その他の分娩の経過に問題はなかった。

A さんは翌日の時に尿意があり、自然排尿があった。 時に「昨夜は後陣痛の痛みが強くて眠れませんでした。おっぱいを飲ませたら、後陣痛がさらに強くなって、汗が出てきました」と言う。子宮底の高さは臍高、子宮は硬く触れ、血性悪露が中等量みられる。A さんのバイタルサインは、体温 37.0 ℃、脈拍 68/分、血圧125/70 mmHg であった。

このときの A さんへの対応で適切なのはどれか。

1. 授乳を促す。

2. 入浴を勧める。

3. 骨盤底筋体操を指導する。

4. 鎮痛薬の使用を医師に相談することを伝える。

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産褥5日。A さんの退院のため、夫と B 君が迎えに来た。A さんは B 君の自宅での様子を夫から聞いた。B 君は「ご飯を食べさせてほしい」と訴えたり、「赤ちゃんを家に連れて来ないで」と泣いたりしていたという。そのことを知った A さんはB 君を抱きしめ、B 君の話をゆっくり聞いていた。A さんは退院後の B 君への対応について心配になり、看護師に相談した。

A さんへの説明で最も適切なのはどれか。

1. 「B 君に好きな物を食べさせましょう」

2. 「B 君の世話は夫にしてもらいましょう」

3. 「B 君と一緒に赤ちゃんの世話をしましょう」

4. 「B 君に兄としてしっかりするように話しましょう」

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