妻から聴取した A さんに関する以下の情報のうち、治療方針を決定するために最も重要な情報はどれか。
1. 5年前から禁煙していた。
2. 最近、眠りが浅いと言っていた。
3. 今朝5時にトイレから戻って来た。
4. 健康診査を2年間受診していなかった。
A さんは、左中大脳動脈領域の脳梗塞と診断され、組織プラスミノーゲンアクチベータ<t-PA>による血栓溶解療法が行われた。入院から2日後、右片麻痺は残存しているものの、ジャパン・コーマ・スケール<JCS>Ⅰ-3と改善がみられた。
多職種カンファレンスで経口栄養を検討したが、言語聴覚士による評価では、Aさんは誤嚥のリスクが高いと判断され、経鼻胃管による経管栄養を行うこととなった。
A さんに行う経管栄養法について適切なのはどれか。
1. 白湯から開始する。
2. 開始前に胃残渣を確認する。
3. 経鼻胃管挿入中は嚥下訓練を中止する。
4. 1日の目標摂取エネルギー量は 2,200 kcal とする。
入院3日の 20 時、A さんは覚醒し、点滴を触ったり、経鼻胃管を抜こうとしたりしており、落ち着かない様子である。
担当看護師が最初に行う対応で適切なのはどれか。
1. 身体拘束を行う。
2. 早めに消灯をする。
3. バイタルサインを測定する。
4. 向精神薬の使用を検討する。