A さん(28 歳、初妊婦)は、夫(30 歳、会社員)と 2 人暮らし。妊娠 37 週 0 日で妊婦健康診査のため来院した。
身長 160 cm、体重 62 kg (非妊時体重 54 kg)。血圧122/74 mmHg。
Hb 12.1 g/dL、Ht 36 %。尿蛋白(-)、尿糖(-)。下肢に軽度の浮腫を認める。子宮底長 32 cm、推定胎児体重 2,810 g。A さんは「1時間に2、3回お腹が張ることがありますが、休んでいるとおさまります」と言う。
このときの A さんの状態で正しいのはどれか。
1. 陣痛発来
2. 正常な妊娠経過
3. 胎児発育不全<FGR>
4. 妊娠高血圧症候群<HDP>
妊婦健康診査後、A さんは「数日前から頻回に尿意を感じるようになり、夜間もトイレへ行くために目が覚め、よく眠れない」と看護師に訴えてきた。A さんに排尿時痛および残尿感はない。
A さんへの看護師の対応で適切なのはどれか。
1. 水分摂取を促す。
2. 骨盤底筋群の運動を促す。
3. 分娩後には改善する可能性が高いと説明する。
4. 睡眠薬の処方について医師に相談すると伝える。
A さんは「初めての育児なので不安です。実家の母が手伝いに来てくれる予定ですが、夫は忙しくていつも 22 時ころにならないと帰ってきません」と言う。
A さんへの看護師の対応で最も適切なのはどれか。
1. 「新生児訪問指導の時に相談してください」
2. 「夫に早く帰ってきてもらうよう相談してください」
3. 「実母以外にも手伝ってくれる人をみつけましょう」
4. 「育児について不安に思っている内容を一緒に確認しましょう」