A さん(30 歳、初産婦)は、正常分娩で児を出産した。第度会陰裂傷を認め、会陰縫合術を受けた。分娩3時間後に、分娩室から褥室へ帰室した。産褥1日の A さんのバイタルサインは、体温 36.8 ℃、脈拍 72/分、血圧 118/70 mmHg であった。

子宮底は臍下1横指で、子宮は硬く触れ、血性悪露中等量、後陣痛がみられる。会陰縫合部の痛みはあるが発赤はない。乳房緊満(-)、乳管開口数は左右とも4、5本。

「昨夜は興奮してなかなか眠れなかった」と言う。


この時の A さんの状態のアセスメントで適切なのはどれか。

1. 子宮収縮は良好である。

2. 縫合部に感染徴候がみられる。

3. 分娩の受け止めに問題がある。

4. 産褥日数に比べて進行性変化が遅い。

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産褥日。A さんから会陰縫合部の痛の増強はないが、離開の不安から排便ができないと訴えがあった。看護師は縫合部の異常がないことを確認した。 A さんは妊娠中の便秘はなかった。

看護師の対応で優先度が高いのはどれか。

1. 産褥体操を A さんに勧める。

2. 水分を多く摂るよう A さんに勧める。

3. 医師に緩下薬の処方について相談する。

4. 縫合部の離開の心配はないことを A さんに説明する。

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産褥4日。母子ともに出産後の経過は順調である。看護師が、A さんへ退院に向けて育児に関する話をしていたところ「赤ちゃんの顔や胸が赤くなっているのが気になっています」と相談してきた。看護師が新生児の皮膚を観察したところ、児の顔面と胸部に中毒性紅斑が数個散在していた。

この時の A さんへの看護師の対応で適切なのはどれか。

1. 紅斑を乾燥させるよう説明する。

2. 紅斑をガーゼでよく洗うよう説明する。

3. 自然に消失するため心配はないと説明する。

4. 抗菌薬の軟膏の処方について医師に相談すると伝える。

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