抗原によって感作された T リンパ球による細胞性免疫が主体となるのはどれか。
1. 花粉症
2. 蕁麻疹
3. ツベルクリン反応
4. アナフィラキシーショック
5. インフルエンザの予防接種
ツベルクリン反応は、結核菌に対する感受性を調べる皮膚テストで、結核菌の抗原(ツベルクリン)を皮膚に注入して行います。このテストで陽性反応を示すとは、過去に結核菌に感染したことがあり、それに対する免疫応答として体内に特異的なTリンパ球が存在することを意味します。このTリンパ球は、抗原に再び接触した際に活性化され、炎症反応を引き起こして、テスト部位に腫れや発赤が現れる原因となります。