Aさん(102 歳、女性)は、重度の廃用症候群のために5年前から発語が少なく体を動かすことができない。誤嚥性肺炎で入退院を繰り返し、終末期である。同居している家族は積極的な治療をしないことを希望し、自宅でAさんを看取ることを決めた。Aさんの家族への退院時の指導で最も適切なのはどれか。
終末期がん患者にみられる悪液質の徴候はどれか。2つ選べ。
Aさん (60 歳、男性、元建設業) は、妻 (57 歳) と 2人暮らし。 2年前に悪性胸膜中皮腫と診断され、化学療法を受けたが効果がみられず、外来通院していた。2週前から、胸痛、息苦しさ、倦怠感が増強したため、症状コントロール目的で入院した。バイタルサイン:体温 36.0 ℃、呼吸数 24/分、脈拍 92/分、血圧 126/88 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度86〜90 %(room…
A さん(57 歳、男性)は、妻(55 歳)と長女(28 歳)の3人暮らし。4年前に直腸癌と診断され、手術を受けてストーマを造設した。その後、A さんは直腸癌を再発し、治療を行ったが効果がなく、腹部のがん疼痛を訴えたため、疼痛をコントロールする目的で入院した。主治医から A さんと家族に余命4か月程度と告知され、A…
Aさん(50歳,女性)は、子宮頸癌の終末期で入院し緩和ケア治療を行っている。倦怠感は強いが食事は摂れている。麻薬を使用し疼痛のコントロールはできており、ふらつきはあるがトイレ歩行はできる。医師からは余命2か月と告知されており、退院して自宅で最期を迎えたいと希望している。主な介護者となる夫は 58 歳で、5年前の脳梗塞の後遺症で不全麻痺がある。経済的には安定している。子どもはいない。