38歳の男性。全身の筋肉痛と倦怠感とを主訴に来院した。生来健康だったが、半年ほど前に脂質異常症であることが判明し、自宅近くの診療所で内服治療を行っていた。3か月前から治験に参加し、治験担当医でもあるかかりつけ医から治験薬を投与されていた。3日前から全身に軽度の筋肉痛があり倦怠感が出てきたため、夕食後に総合病院の救急外来を受診した。

血液生化学所見:CK 400IU/L(基準30~140)、尿素窒素20mg/dL、クレアチニン1.2mg/dL。治験担当医に連絡をしようとしているときに、患者から「今日の夕食後の治験薬をまだ飲んでいないがどうすれば良いか」と質問された。

救急外来の医師の対応として適切なのはどれか。

a. 「内服を寝る前に変更してください」

b. 「いつもの時間で内服してください」

c. 「鎮痛薬と一緒に内服してください」

d. 「明日の朝食後から内服してください」

e. 「担当医と連絡がとれるまで内服しないでください」

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)