問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
21歳の初妊婦。妊娠37週の妊婦健康診査のため来院した。妊娠12週の妊婦初期検査でHCV抗体陽性と判定された。その後に行われた肝機能検査は正常で、リアルタイムPCR法によるHCV-RNA定量検査では「検出せず」と判定された。妊娠36週までの妊娠経過に異常を認めない。
分娩前の説明として正しいのはどれか。
a. 「お産後は母体の再検査が必要です」
b. 「必ずしも帝王切開の必要はありません」
c. 「生まれた赤ちゃんは個室に隔離します」
d. 「生まれた赤ちゃんは人工乳で哺育しましょう」
e. 「生まれた赤ちゃんにはインターフェロン投与が行われます」
抗体陽性であるも、PCR検査では陰性。既感染と思われる。
経膣分娩可。