アスペルギルス症が最も合併しやすいのはどれか。
微生物と生物学的分類の組合せで正しいのはどれか。
筋萎縮性側索硬化症患者で第6頸髄の頸椎症性脊髄症を合併するとき、筋萎縮性側索硬化症の病態によるのはどれか。
肺動脈性肺高血圧症について正しいのはどれか。
急性胆嚢炎の治療はどれか。
血中γ-GTPが高値で、ALPが基準範囲内に留まるのはどれか。
子宮頸部細胞診とコルポスコピィで異常所見を認めた患者に狙い組織診を行った。その際のH-E染色標本を別に示す。診断はどれか。
10年前からの次第に増強する下肢筋の脱力を訴える38歳の男性の大腿部CTを別に示す。徒手筋力テストで下肢の近位筋にのみ左右対称性の筋力低下がある。兄も同様な脱力を示す。 最も考えられるのはどれか。
新生児期、乳児期に高間接型ビリルビン血症をきたす疾患はどれか。
急性期の脳梗塞でt-PA(tissue plasminogen activator)の投与が禁忌となる検査値はどれか。
胸部CTを別に示す。 矢印で示す陰影を呈する疾患について正しいのはどれか。
胃噴門周囲の静脈瘤(Lg-c)の治療法はどれか。
入院中の患者に対して副腎皮質ステロイド療法(プレドニゾロン25mg/日を4~6週間使用)を行うことになった。 ステロイド糖尿病の発症を効率的に発見するため繰り返し行うべき検査はどれか。
慢性腎臓病の重症度分類を別に示す。 A1からA3の方向(横軸方向)の区分を規定する指標はどれか。
アンドロゲン受容体蛋白質のポリグルタミン部分が異常に長くなることが原因で起こる疾患はどれか。
褥瘡の発生に関与しないのはどれか。
プロトンポンプ阻害薬の投与で血中濃度が上昇するのはどれか。
気胸の原因となりにくいのはどれか。
幼児の調節性内斜視に対し最初に行うのはどれか。
骨髄異形成症候群の予後因子でないのはどれか。
正常脳の大脳半球冠状断の髄鞘染色(Kluver-Barrera染色)標本を別に示す。 矢印で示す部位が最も障害される疾患はどれか。
意識障害患者の頭部MRIのFLAIR像を別に示す。 最も可能性が高いのはどれか。
成人になったのを機に喫煙を開始し、20歳台の10年間は毎日20本、30歳以降の5年間は毎日40本喫煙している。その後は喫煙していない。 Brinkman指数はどれか。
法令に規定された男性放射線業務従事者の通常作業における1年間の放射線被ばく線量限度(実効線量)はどれか。
末梢血で好酸球増多を呈することが最も少ないのはどれか。
逆耐性現象を示すのはどれか。
有棘細胞癌を発症しやすい疾患はどれか。
ヒトパピローマウイルスが原因となるのはどれか。
アルコールによる異常酩酊を疑う状況はどれか。
急性心筋炎を疑わせる症候でないのはどれか。
急性腹症における開腹所見を別に示す。最も考えられるのはどれか。
脊椎疾患とその症状の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
左乳頭直下の母指頭大の腫瘤を主訴とする患者で、腫瘤を指で圧迫したところ乳頭から分泌物を認めた。そのときの乳房の写真を別に示す。 考えられるのはどれか。2つ選べ。
うつ病の患者で、抑うつ気分と関連してみられる妄想はどれか。2つ選べ。
光線過敏がみられるのはどれか。2つ選べ。
病変部皮膚の表皮基底膜部にIgGが沈着する疾患はどれか。2つ選べ。
強迫性障害の症状と考えられるのはどれか。2つ選べ。
強皮症でみられるのはどれか。2つ選べ。
消化管穿孔による汎発性腹膜炎手術の終了後、手術室を退室する前に腹部エックス線撮影を行った。確認すべきなのはどれか。3つ選べ。
Wilson病について正しいのはどれか。3つ選べ。
15歳の男子。右肘関節痛を主訴に来院した。8歳から野球のリトルリーグに所属し投球練習を毎日行ってきた。6 か月前から投球時に右肘が痛むようになってきた。症状が改善しないため受診した。身長168cm、体重65kg。右肘関節外側に軽度の腫脹と圧痛とを認める。右肘関節の関節可動域は、屈曲110°、伸展-20°である。右肘関節エックス線写真正面像と右肘関節CTとを別に示す。 優先すべき対応はどれか。
43歳の女性。職場の健康診断で血清ALPと血清Caの異常を指摘されて来院した。特に自覚症状はない。血液生化学所見:ALP 548IU/L(基準115~359)、Ca 11.8mg/dL、P 2.3mg/dL。最も考えられるのはどれか。
52歳の女性。心雑音の精査のため来院した。職場の健康診断で心雑音を指摘されたため受診した。身長161cm、体重52kg。体温36.3℃。脈拍64/分、整。血圧118/68mmHg。体位によって変動する拡張期雑音を心尖部に聴取する。心エコー図を別に示す。病変は可動性を認める。 この患者に起こり得る症状または病態として考えにくいのはどれか。
1歳の男児。ボタン電池を飲み込んだことを主訴に母親に連れられて来院した。30分前に目覚まし時計で遊んでいて、突然、機嫌が悪くなった。目覚まし時計の中のボタン電池がないのに母親が気付いた。流涎と軽度の咳とを認めるが、呼吸音に異常を認めない。胸部エックス線写真を別に示す。 対応として適切なのはどれか。
58歳の男性と55歳の女性の夫婦。本日午後11時に、下痢、嘔吐および腹痛を主訴に夫婦とも救急車で搬入された。夫は長期出張から午後8時に帰ったばかりであり、午後9時に夫婦揃って夕食をとった。妻によると献立は鍋物で、具材は冷凍にしておいた牡蠣、スーパーで本日午後に買った豆腐と野菜(春菊、ねぎ、もやし)であった。その他に米飯と市販の漬物と昨日妻が採った山菜の天ぷらで夫婦で同じ物を食べたという。午後10時…
27歳の女性。4日前から悪心が出現したため来院した。嘔吐はなく食事摂取はなんとか可能であるという。最終月経は 6週前、月経周期は28~35日型、整。皮膚と口腔粘膜は乾燥していない。尿所見:比重1.014、蛋白(-)、糖(-)、ケトン体(-)。尿妊娠反応陽性。経腟超音波検査で子宮内に胎嚢を認める。 悪心への対応に関する妊婦への説明で適切なのはどれか。
25歳の女性。発熱と関節痛とを主訴に来院した。3週前から38℃台の発熱があった。自宅近くの診療所を受診しセフェム系抗菌薬を処方され服用したが、症状が改善しないため紹介されて受診した。身長147cm、体重52kg。体温37.7℃。脈拍112/分、整。血圧120/70mmHg。頬部に紅斑を認める。胸部に異常を認めない。下腿に軽度の浮腫を認める。尿所見:蛋白3+、潜血2+、沈渣に赤血球10~29個/1視…
生後4週の乳児。元気がないことを心配した母親に連れられて来院した。出生時から左大腿の紅色腫瘤を指摘されていたが、5日前から次第に増大した。前日から活気不良となり腫瘤の色も変わってきたという。来院時、成人手拳大の暗紫紅色、弾性硬の皮下腫瘤がみられる。血液所見:赤血球410万、白血球12,000、血小板4万、Dダイマー13.8μg/mL(基準1.0 以下)。大腿部の写真を別に示す。…
41歳の男性。職場の定期健康診断で白血球増多を指摘されたため来院した。1年前の健診でも軽度の白血球増多を指摘されていた。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸部リンパ節と鎖骨上リンパ節とに腫大を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦で脾を左季肋下に10cm触知する。下腿に浮腫を認めない。血液所見:赤血球466万、Hb 14.7g/dL、Ht…
31歳の男性。呼吸困難を主訴に来院した。3か月前から全身倦怠感があったが、最近1か月で症状が増悪し、昨日から呼吸困難が出現するようになったため受診した。意識は清明。身長175cm、体重62kg。体温36.5 ℃。脈拍84/分、整。血圧124/74 mmHg。呼吸数20/分。SpO2 96%(room…
19歳の男性。交通外傷のため救急車で搬入された。オートバイを運転中に転倒し、右側腹部をアスファルト路面に強打した。搬送中は意識清明で脈拍100/分、整。血圧120/80 mmHg。事故発生から病院への搬送は約45分。搬入後、呼びかけには反応するが時々意識が途切れる。脈拍112/分、整。血圧90/60mmHg。呼吸数18/分。SpO2 96%(リザーバー付マスク 10L/分…
62歳の男性。発熱を主訴に来院した。統合失調症のため30歳ころから精神科病院に入退院を繰り返し、ハロペリドール、ゾテピン及びニトラゼパムを服用している。昨日から40℃の発熱と高度の発汗があり心配した家族に付き添われて受診した。家族によれば普段より反応が鈍いという。持参した昨年の健康診断の結果でクレアチニンは0.7mg/dLであった。来院時、意識レベルはJCSⅡ-10。身長168cm、体重61kg。…
59歳の男性。易疲労感と発熱とを主訴に来院した。2か月ほど前から易疲労感を自覚していた。2週前に感冒様症状と37℃前後の微熱とを自覚し自宅近くの診療所で投薬を受けたが改善しなかった。身長169cm、体重66kg。体温37.5℃。脈拍92/分、整。血圧118/72mmHg。眼瞼結膜は貧血様である。眼球結膜に黄染を認めない。頸部、腋窩および鼠径部の表在リンパ節を触知しない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触…
65歳の女性。繰り返す発熱、咳嗽および呼吸困難のため入院中である。10日前に発熱、咳嗽および呼吸困難のため来院した。胸部エックス線写真で全肺野に陰影が認められたため、ニューキノロン系薬を処方された。治療開始後1週間経過したが症状が増悪したため入院となった。入院後、血液培養や喀痰培養から原因菌は検出されなかった。ペニシリン系抗菌薬を投与され5日後には症状および胸部エックス線写真の所見が改善したため退…
78歳の男性。腎細胞癌術後の経過観察のため来院した。3年前に別の医療機関で左腎細胞癌に対して根治的左腎摘除術を受けている。以後、6か月ごとに胸腹部のCT検査を受けていた。6か月前の胸部CTで右肺に直径9mm…
7歳の男児。腹痛、頻回の嘔吐および全身倦怠感を主訴に母親に連れられて来院した。この数日間、運動会の練習があり易疲労感を訴えていた。昨夜はほとんど食事をとらずに就寝した。今朝から腹痛と頻回の嘔吐とが出現し、徐々に元気がなくなり、表情に乏しく歩行もできなくなったため受診した。5歳ころから今回と同様の経過を数回繰り返している。身長122cm、体重18kg。体温36.4℃。脈拍92/分、整。顔面は蒼白。咽…
50歳の女性。前頸部痛を主訴に来院した。30分前に映画館で座っていたところ、後ろの座席にいた客が転倒した際に突然後頭部を強く押され、前の座席の背もたれの角に前頸部を強打した。痛みがとれないため、独歩で受診した。意識は清明。体温36.5℃。脈拍96/分、整。血圧140/80mmHg。呼吸数20/分。強打した部位の疼痛、皮下の血腫および腫脹を認める。診察中に唾液が口から漏れ、発声音域が次第に低下してい…
68歳の男性。右小指が伸ばせなくなったことを主訴に来院した。糖尿病にて内服治療中で、HbA1cは6.3%(基準4.6~6.2)である。10年前から右手掌の小指側に硬結を触れ、硬結は徐々に硬くなってきた。洗顔の際に右小指で眼や鼻を突くようになってきたため受診した。硬結は22×8mmの大きさで索状に縦走する。右小指中手指節関節(MP関節)が屈曲しており、自動、他動ともに屈曲40°までしか伸展できない。…
74歳の男性。肺癌の診断で左上葉切除とリンパ節郭清術とを行い入院中である。術後8日目に呼吸困難を訴え発熱も出現した。現在、身長168cm、体重63kg。体温38.3℃。脈拍116/分、整。血圧106/74mmHg。呼吸数20/分。両側の胸部でfine cracklesを聴取する。血液所見:赤血球418万、Hb 11.4g/dL、Ht…
58歳の女性。入院中に突然の呼吸困難と左前胸部痛とを訴えた。3日前に自宅火災で下半身にⅡ度20%の熱傷を負い、ベッド上で治療を継続していた。今朝、突然、呼吸困難と左前胸部痛が出現した。意識は清明。身長152cm、体重68kg。体温36.1℃。脈拍112/分、整。血圧110/76mmHg。呼吸数24/分。SpO2 88%(room…
72歳の女性。嚥下困難を主訴に来院した。2か月前から固形物が飲み込みにくいことを自覚し徐々に増悪するため受診した。体温36.4℃。脈拍60/分、整。血圧132/72 mmHg。表在リンパ節を触知しない。腹部は平坦、軟。食道の内視鏡写真を別に示す。考えられる疾患はどれか。
23歳の女性。未経妊。子宮頸癌検診で異常を指摘されて来院した。内診と経膣超音波検査で子宮は正常大で子宮体部内膜、付属器および子宮傍組織に異常を認めない。コルポスコピィで子宮頸部に異常所見があり、狙い組織診を実施した。H-E染色標本を別に示す。 この患者への対応として適切なのはどれか。
16歳の女子。初経がないことを心配して来院した。身長の伸びは2年前に止まっている。身長164cm、体重52kg。乳腺はTanner4度、恥毛はTanner3度、腋毛はみられない。外陰は女性型だが腟口を認めない。鼠径部に腫瘤を触知しない。 最初に行う検査はどれか。
21歳の初妊婦。妊娠37週の妊婦健康診査のため来院した。妊娠12週の妊婦初期検査でHCV抗体陽性と判定された。その後に行われた肝機能検査は正常で、リアルタイムPCR法によるHCV-RNA定量検査では「検出せず」と判定された。妊娠36週までの妊娠経過に異常を認めない。 分娩前の説明として正しいのはどれか。
71歳の女性。人間ドックで異常を指摘されたため来院した。半年前の人間ドックの内視鏡検査で胃体部に直径約3.0cmの可動性良好な粘膜下腫瘍を指摘されたため受診した。腹部CTで他臓器に病変は認めない。腫瘍組織のH-E染色標本、KIT(c-kit遺伝子産物)及びCD34に対する免疫組織化学染色標本を別に示す。 治療として最も適切なのはどれか。
67歳の女性。発熱と咳とを主訴に来院した。1週前から発熱と咳が出現し、徐々に悪化してきたため受診した。末梢性T細胞性リンパ腫にて3回目の化学療法を3週前に終了している。リンパ腫による両側の頸部と鼠径部とに小指頭大のリンパ節を数個ずつ認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。SpO2 96%(room air)。血液所見:赤血球401万、Hb 10.7g/dL、Ht…
32歳の女性。1回経産婦。妊娠中の血糖管理のため紹介されて来院した。自宅近くの産婦人科医院で妊娠の管理中であったが、妊娠26週に測定された血糖が172mg/dLであり、75g経口ブドウ糖負荷試験を施行され妊娠糖尿病と診断された。既往歴に特記すべきことはない。家族歴は母が2型糖尿病で治療中である。妊娠前から飲酒歴と喫煙歴はない。身長160cm、体重71kg(非妊時68kg)。身体所見に異常を認めない…
18歳の女子。繰り返す授業中の居眠りを主訴に来院した。17歳ころから夜間十分に眠っても日中に強い眠気を感じるようになり、次第に日中の居眠りが増えてきた。半年前から寝つく際に意識はあるのに力が入らず体を動かすことができないという体験が出現するようになった。日中に大笑いすると膝の力が突然に抜けることがある。診察時、意識は清明で神経学的所見に異常を認めない。 この疾患について正しいのはどれか。
50歳の女性。ぼーっとした様子になったことを心配した家族に連れられて来院した。もともと明るい性格で、家事やパートタイムの仕事を活発にこなしていたが、1か月前に長男が大学受験に失敗した頃から「ゆううつだ、元気が出ない」と訴え始めた。家族によると、2週前に自宅近くの診療所を受診し抗うつ薬と睡眠薬とを処方されたが改善せず、数日前からぼーっとした様子になったという。家事の手際が普段よりはるかに悪く、時間が…
20歳の女性。発熱、関節痛および筋肉痛を主訴に来院した。1か月前に咽頭痛と頸部のリンパ節腫脹が出現した。自宅近くの診療所で総合感冒薬を処方されたがその後も、発熱、関節痛および筋肉痛が続くため受診した。体温は毎日39~40…
57歳の女性。全身倦怠感、脱力および食欲不振を主訴に来院した。1か月前から全身倦怠感と食欲不振とを自覚するようになった。数日前から脱力も認めるようになり受診した。50歳時に眼や口腔内の乾燥症状を自覚し、自宅近くの診療所でSjogren症候群と診断され治療を受けている。55歳時に腎結石を指摘されている。身長158cm、体重45kg。体温36.1℃。脈拍64/分、整。血圧124/76mmHg。眼瞼結膜…
34歳の初産婦。産褥0日で入院中である。妊娠12週の血液検査で血液型はO型Rh D(-)と判定された。輸血歴はない。家族歴に特記すべきことはない。妊娠28週時の間接Coombs試験は陰性で、抗D人免疫グロブリンの投与を受けている。妊娠39週4日に自然陣痛が発来して入院し、2,760gの男児を正常経腟分娩した。新生児血液型はO型Rh D(+)と判定された。母体に行う適切な対応はどれか。
78歳の女性。右片麻痺と意識障害のため救急車で搬入された。昨晩はいつもどおりに就寝したが、本日の朝、意識がなくなっているのを夫が発見し、救急車を要請した。これまでに脂質異常症を指摘されたことがある。意識レベルはJCSⅢ-100。体温36.8℃。脈拍72/分、整。血圧156/92mmHg。呼吸数16/分。右片麻痺を認める。血液所見:赤血球410万、Hb 13.1g/dL、Ht…
25歳の女性。健康診断で左室肥大を指摘され、精査を希望して来院した。筋力低下は自覚していない。両親は血族婚ではない。弟は幼少時から走るのが遅く、9歳ころから車椅子を使用するようになり、21歳の現在、マスク式人工呼吸器を使用し寝たきりである。意識は清明。身長158cm、体重46kg。体温36.2℃。脈拍72/分、整。血圧112/70mmHg。呼吸数16/分。筋萎縮はないが両下肢の近位筋に徒手筋力テス…
70歳の女性。労作時の呼吸困難を主訴に来院した。3年前から風邪をひいていなくても咳や喀痰が出るようになり、風邪をひくと咳と痰が悪化し、時に喘鳴が出現するようになった。2年前から坂道や階段を昇る際に呼吸困難を自覚するようになり、3か月前からは、平地でも100m歩くと強い息切れを自覚し途中で休むようになったため受診した。喫煙は69歳まで15本/日を49年間。身長153cm、体重45kg。脈拍88/分、…
66歳の男性。労作時呼吸困難を主訴に来院した。約1年前から労作時の息切れを自覚するようになったが、徐々に増強するため受診した。会社の健康診断で3年前から胸部エックス線写真で両側の下肺野に淡い浸潤影を指摘されていた。喫煙は現在まで20本/日を46年間。粉塵曝露の生活歴はない。意識は清明。身長170cm、体重65kg。体温36.3℃。脈拍64/分、整。血圧130/70mmHg。呼吸数20/分。SpO2…
2か月の乳児。新生児聴覚スクリーニングで両耳とも要精査となったため母親に連れられて来院した。身長、体重は正常範囲であり、両側の鼓膜に異常を認めない。サイトメガロウイルス抗体検査は陰性であった。 まず行うべき検査はどれか。2つ選べ。
48歳の女性。手関節と手指の腫れを主訴に来院した。6か月前から両側の手首や手指の関節の痛みを自覚していた。市販の消炎鎮痛薬と貼付剤とで様子をみていたが改善しないため受診した。朝起きてから約1時間は手指を動かしにくい。身長155cm、体重45kg。体温36.5℃。脈拍72/分、整。血圧132/74mmHg。両手関節、両手示指の中手指節関節(MP関節)および近位指節間関節(PIP関節)に腫脹と圧痛とを…
45歳の男性。多発関節痛、皮疹および右眼の霧視を主訴に来院した。数年前から口腔内に有痛性の潰瘍が繰り返し出現した。1週前から多発関節痛と両側の下肢の皮疹とが出現した。3日前から右眼の霧視を自覚したため受診した。意識は清明。体温37.6℃。脈拍84/分、整。血圧128/82mmHg。右眼に結膜充血と前房蓄膿とを認める。両側の肩関節と膝関節とに圧痛を認める。陰嚢に潰瘍を認める。血液所見:赤血球452万…
76歳の男性。全身倦怠感と呼吸困難とを主訴に来院した。昨日、引っ越しのために一日中荷物の移動を行った。その後、全身倦怠感を自覚していたが、21時ころに就寝した。午前2時ころ呼吸困難が生じてきたため、しばらく座位で安静にしたという。今朝も全身倦怠感と呼吸困難が改善せず、呼気時の喘鳴も出現してきたため妻とともに受診した。10年前に健康診断で不整脈を指摘されていたが、特に症状がなかったので医療機関を受診…