問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
6歳の女児。Hirschsprung 病の定期受診のため来院した。1歳時に回腸肛門吻合術を受けた。現在、在宅で中心静脈栄養、経腸栄養剤および普通食で栄養支援をしている。中心静脈栄養は 1,000 mL/日で、その組成の 12.5 % がブドウ糖で 7.5 % がアミノ酸である。経腸栄養剤は 300 mL/日(1kcal/mL)である。身長と体重は標準で、同年齢の推定エネルギー必要量は 1,450 kcal/日(2015 年版食事摂取基準)である。中心静脈栄養から離脱できるか評価したい。
エネルギー必要量のうち、現時点で中心静脈栄養が占めている割合に最も近いのはどれか。
a. 20 %
b. 25 %
c. 45 %
d. 55 %
e. 75 %
糖とアミノ酸は 4kcal/gである。
125gのブドウ糖→ 125×4 = 500
75gのアミノ酸→ 75×4 = 300
つまり800kcal
800/1450 = 0.55... → 55%