62 歳の男性。呼吸困難を主訴に来院した。1か月前に呼吸困難が出現し、増強してきた。喫煙は 30 本/日を 40 年間。

体温 36.4 ℃。脈拍 104/分、整。血圧 132/86 mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 92 %(room air)。心音に異常を認めない。呼吸時に胸郭の動きに左右差を認める。左胸部の打診は濁音を呈し、聴診では左肺の呼吸音が減弱している。

考えられるのはどれか。

a. 気胸

b. 肺炎

c. 肺気腫

d. 無気肺

e. 肺塞栓

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)