Alzheimer型認知症よりもうつ病でみられることが多いのはどれか。
心電図と同期させた頸静脈波の模式図を示す。矢印で示す波が消失するのはどれか。
マタニティ・ブルーズについて正しいのはどれか。
患者の信頼を得るために、医師が最も心掛けるべきなのはどれか。
身体診察の異常所見とその診察に適した体位との組合せで正しいのはどれか。
経鼻胃管について正しいのはどれか。
「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」について正しいのはどれか。
右内側縦束<MLF>の病変で障害されるのはどれか。
皮内注射について正しいのはどれか。
敗血症性ショックに対する循環器作用薬の第一選択となるのはどれか。
医療面接を行う上での医師の態度として適切なのはどれか。
縦軸に20歳時の発達・発育量を100%としたときの値、横軸に年齢を示す。神経系の正常な発達・発育を示しているのはどれか。
疾病と腹部診察所見の組合せで正しいのはどれか。
2,000mLの維持輸液(電解質組成:Na+ 35mEq/L、K+ 20mEq/L、Cl- 35mEq/L)に相当する食塩<NaCl>の量に最も近いのはどれか。
絞扼性イレウスの原因となりうるのはどれか。
間接ビリルビン優位の黄疸を呈するのはどれか。
幻視が多いのはどれか。
器具の写真を別に示す。婦人科外来の診察で用いない器具はどれか。
体液平衡の指標について誤っているのはどれか。
標準予防策<standard precautions>について正しいのはどれか。
65 歳の男性。ふらつきを主訴に来院した。2週間前から疲れやすさと後頭部痛とを自覚していた。2日前からふらつきも出現したため受診した。
77 歳の女性。自宅の玄関で倒れているところを家人に発見され、痛みで立ち上がれないため救急車で搬入された。意識は清明。心拍数 92/分、整。血圧 170/100 mmHg。SpO2 100 %(リザーバー付マスク 10 L/分 酸素投与下)。右股関節を動かすと痛がる。右下肢に腫脹を認めず圧痛もはっきりしない。上肢の筋力低下を認めない。四肢の腱反射は正常。感覚の左右差はない。
48歳の男性。道路に倒れているところを発見され救急車で搬入された。3か月前から職場の人間関係に悩み、不眠と食欲低下が続き仕事が手につかなくなっていたという。当日は勤務後に居酒屋で大量に飲酒し、川に飛び込んで死のうと橋の欄干に登ったが道路側に転落したという。「今は死にたいとは思わないが、また妻に心配をかけてしまった」と述べる。
観光旅行中に倒れたという外国人女性が救急車で搬入された。大きく呼びかけるとかすかに目を開くが意思の疎通は取れない。同行の友人によると持病があるとのことで、女性のかかりつけ医から預かった手紙を差し出した。
70 歳の男性。息苦しさを主訴に来院した。1か月前から農作業の途中で息切れを自覚するようになり、1週間前から就寝中に息苦しさで目が覚め、しばらく座っていると呼吸が楽になることが何度かあった。2日前から就寝中の息苦しさが増悪するため受診した。
83 歳の女性。1か月前から続く不眠と食欲低下とを主訴に来院した。高血圧症で自宅近くの診療所を定期受診しており、血圧コントロールは良好である。既往歴に特記すべきことはない。血液検査、腹部超音波検査および上部消化管内視鏡検査で異常を認めない。半年前に夫を1年間の看病の後に亡くしている。医療面接における医師の発言として適切でないのはどれか。
66歳の女性。5日前の大地震で主要道路が破壊され、大規模な余震が続く地域に居住している。糖尿病のため経口血糖降下薬を服用中で、地震前は約50km離れた自宅から自家用車で通院していた。内服していた薬がなくなったため、対応について電話相談を受けた。近隣に診療所はあるが地震後は閉院しているという。徒歩圏内に避難所が開設されているが、自宅は損壊を免れ居住可能であり、現在人で暮らしている。
62 歳の男性。呼吸困難を主訴に来院した。1か月前に呼吸困難が出現し、増強してきた。喫煙は 30 本/日を 40 年間。体温 36.4 ℃。脈拍 104/分、整。血圧 132/86 mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 92 %(room air)。心音に異常を認めない。呼吸時に胸郭の動きに左右差を認める。左胸部の打診は濁音を呈し、聴診では左肺の呼吸音が減弱している。考えられるのはどれか。
76 歳の男性。肺炎のため5日前から入院中である。症状は軽快してきたが、食事摂取が十分ではなく特に主食をほとんど食べていない。そのことを気にした病棟看護師が、担当医に対して「入院してから主食をほとんど食べていないようです。今、5分粥食が出ていますがどうしましょうか」と話しかけた。看護師に対する返答として最も適切なのはどれか。
82歳の男性。腎盂腎炎の治療のため入院中である。セフェム系抗菌薬を1日3回(毎食後)内服していたが、尿所見の改善がみられたため、昨夜、担当医は看護師に対して、「明朝からの抗菌薬を中止してください」と口頭で指示を行った。担当医は口頭で指示を行ったことを翌朝、出勤してからカルテの経過記録に記載した。
76歳の男性。左上下肢が動かなくなったため救急車で搬入された。現病歴:朝起床時に体が何となく重かったので、朝食を摂らず約2時間ベッドで休んでいた。トイレに起き上がろうとしたところ、左手で体を支えられないことに気付いた。左足も動きが悪いため、同居する妻が救急車を要請した。
55 歳の男性。息切れと下腿の浮腫とを主訴に来院した。現病歴:約6か月前から全身倦怠感を自覚していたが他に症状がないので様子をみていた。1か月前から下腿の浮腫を自覚し、次第に労作時の息切れを感じることが多くなったため受診した。
81 歳の男性。前立腺炎で入院中に下痢を訴えている。現病歴:10 日前から、急性細菌性前立腺炎の診断でニューキノロン系抗菌薬の投与を受けている。治療開始後に症状は軽快したが、2日前から頻回の水様下痢と発熱が出現した。
26 歳の男性。左胸痛と息苦しさとを主訴に来院した。現病歴:昼ごろに咳込んだ際、左胸痛が出現した。しばらく様子をみていたが改善せず、呼吸困難も出現したため夜間救急外来を家族とともに受診した。