57 歳の女性。口腔内の白色病変を主訴に来院した。約2週間前から、のどの違和感を自覚していたがそのままにしていた。昨日、鏡で見ると口蓋垂の周辺が点状に白くなっていることに気付いた。ざらざらとする違和感はあるが咽頭痛や発熱はない。約2年前から気管支喘息のため気管支拡張薬と副腎皮質ステロイド吸入薬を使用している。

身長 157 cm、体重 63 kg。尿所見と血液所見とに異常を認めない。白色病変を綿棒でこすると剝離可能である。口腔、咽頭の写真を別に示す。

最も考えられるのはどれか。

a. 白板症

b. 扁平苔癬

c. 単純ヘルペス

d. 口腔カンジダ症

e. アフタ性口内炎

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)