49歳の男性。高熱を主訴に来院した。3日前からの発熱、咳嗽および膿性痰のために受診した。既往歴に特記すべきことはない。

意識は清明。体温 39.5 ℃。脈 拍 116/分、整。血圧 128/82 mmHg。呼吸数 24/分。右肺に coarse crackles を聴取する。血液所見:白血球 19,200(桿状核好中球4%、分葉核好中球84%、単球2%、リンパ球10%)。

血液生化学所見:AST 48 U/L、ALT 42 U/L。CRP 19.8 mg/dL。腎機能は正常である。胸部エックス線写真で右下肺野に浸潤影を認める。 急性肺炎と診断し、入院させてスルバクタム・アンピシリン合剤の投与を開始することにした。

1日の投与量を同一とした場合、この患者に対する投与方法として最も適切なのはどれか。

a. 1回経口投与

b. 1回筋注

c. 1回点滴静注

d. 2回点滴静注

e. 3回点滴静注

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)