68 歳の男性。労作時の呼吸困難を主訴に来院した。2年前から階段の昇降ですぐに呼吸困難が出現するようになったという。1年前から食欲もなく、半年間で体重が 4kg 減少したため、心配になり受診した。喫煙歴は 30 本/日を 45 年間。3年前から禁煙している。

身長 165 cm、体重 47 kg。胸部エックス線写真で両側肺野に著明な透過性亢進を認め、胸部 CT で両肺に低吸収域を認めた。呼吸機能検査で閉塞性障害を認め COPD と診断された。

栄養療法の方針として適切でないのはどれか。

a. 塩分の過剰摂取を避ける。

b. 1回の食事摂取量を減らす。

c. 炭水化物主体の食事にする。

d. 十分なエネルギー量を摂取する。

e. 分岐鎖アミノ酸の摂取を心掛ける。

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)